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2015年1月16日 (金)

さよならKRD MCW302系(バンドン地区)(1月15日)

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役目を終える元BumiGeuris車。BumiGeuris時代には基本的に先頭に立たなかったフォグランプなしのK2 3 8702。

本日16日、バンドン地区の近郊コミューター(EkonomiLical)がダイヤ改正を実施。それに伴い、1運用のみ細々と残っていた日車製KRD、MCW302系の運用が消滅しました。新ダイヤでは全てのEkonomiLocalが客車列車での運用となります。一昨年前、前Jonan社長が全列車の冷房化を公言した時点で、冷房搭載余地のないKRDの行く末は案じられていたわけですが、いよいよ牙城の切り崩しが始まりました。残るはSolo~Yokjakarta~Kutoarjo間の都市間快速に1運用、Surabaya地区のCommuterに1、2運用程度が残るのみ(ARS改造車を用いたSemarang地区のCommuterは結局故障のまま廃止?)となります。書類上はそこそこ車両自体は在籍はしているはずなのですが、大半は故障により離脱中。Rheostaticと同時平行的に導入が進められてきたKRDですが、Rheostaticの後を追うように、今後、徐々に数を減らしてゆくでしょう。70~80年代の円借款事業の遺産がまた消えてゆくことになります。

バンドン地区の最近の動きでは、昨年1月下旬に元BumiGeuris用の車両がTanahAbangからBandungに転属し(全検出場後、BumiGeurisでの運用実績はなし)、在籍数こそ増加していましたが、単純に在来車の故障離脱の補填に過ぎず、なんら状況を打開することは出来ませんでした。在来車とて、全検出場後、1年も経っていなかったにも関わらず(白青ツートンの四国風カラーになった車両)、このような玉突き廃車をする時点で、もはや使い倒して終了というムードが漂っていました。

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夕刻のBandungに入線するPatas Non AC。このまま入庫です。 

先日、バンドン出張の帰り際、たまたまBumiGeuris色の列車を撮っていましたので、これをもって追悼記事といたします。バンドンなんてわざわざ根詰めて通うほどにも思えず、KRD充当列車の少なさから、ロクにこれまで撮るも、調べるもなく、結局廃止になってしまいましたね。かつてジャカルタ圏内の通勤輸送を担っていた仲間なだけに、もう少し調査しておけば良かったなぁ、と後悔の念が募るばかりです・・・。画像あさっても、今回と同じような夜の駅撮りばかりなんですよね・・・。まあでも、わざわざKRDのためにっていう風にはなりませんよね・・・。

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6月に検査出場??

が、この前の画像を見ていると気になる点が一つ。

全検出場が14年6月というところを見ると、TanahAbangの暫定配置を経ずに、検査後そのままBandungに投入された車両もあるのだなぁと思っていましたが、調べてみると、元々Bandung配置の車で、BumiGeuris色で出場していることが判明。わざわざ検査まで通して、色を揃えるなんて、まだ使う気なのか。もっとも、検査通して、即廃車にしたRheostaticの前例もあるので、なんとも言えないのですがね・・・。


参考に・・・

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書類上、Bandungに配置されているはずのKRD

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昨日までのダイヤ

KRDが最後まで充当されていたのはPatasNonAC1運用のみで、KRD Ekonomiはすでに客車列車での代走が長らく続いています。まあよくも、ここまで残ってくれたという方が正直な感想かもしれません。

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非リニューアル車の車内。まさに国鉄型といった感じでした。

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元BumiGeuris用改造車。乗り得列車はわずか1年で幕を閉じることに。

既出かと思いますが・・・。

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元々Bandung配置だった四国風?カラー

一時期、BumiGeuris車との混結も行われていたようですが、撮る機会はありませんでした。

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Bandung機関区で寝ているKRD。運用数の割に、やに予備車が多く配置されていました

だったらもっとしっかりメンテナンス出来たろうに・・・と思うのですが。液体式ディーゼルを毛嫌いしているってのが大きいのかもしれませんね。

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※この他にPurwakarta~Cicalengka間の1往復運転あり

最後に本日からの新ダイヤ。Patas(快速列車)が廃止され、全て各駅停車での運転となります。一日18往復程度ということで、改正前のPatasAC,Patas Non ACも含めたEkonomiLocalの本数とさほど変化はありませんが、基本的にCicalengka~Bandung~Padalarang間の直通運転となり、Padalarang口の本数が大きく増えています。またこれまでは特にPatasの時刻が安定しておらず、全体での運転間隔が不均衡でしたが、概ね1時間毎に揃えられることになり、この辺は大きく改善されています。そもそも、種別がPatasというだけで、運賃は各駅停車の倍以上していましたから、混雑の平準化が図れるのは間違いないでしょう。この辺の施策は、ジャカルタ地区でやったことと同じですね。

おまけ

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EkonomiLocalチケットの感熱紙化が進んでいます・・・・

ジャカルタ地区でもそろそろ、これになるみたいですね・・・。


 

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コメント

こんばんは。

Rheosticに次いでKRDも廃車が始まりましたか・・・また日本の遺産が消えて行く残念な話題ですが、整備環境の劣悪な東南アジアで、よくぞ30年近くも耐えたもんだというのが率直な感想です。
同じく日本の支援を行って来たアルゼンチンのロカ線にいた小田急9000モドキが中国製新車にアッサリ置き換えられたように、今後しばらくはこんなニュースが続くのかと思うと憂鬱ですね。今後、見返りも何も期待出来ないであろう支援活動はいつまで続くのやら・・・。

投稿: 野津田車庫 | 2015年1月16日 (金) 22時29分

<野津田車庫様

まあ廃車なのか、転属なのかは蓋を開けてみないとわからないわけですが、たとえ転属だとしても、転属先の状態の悪いKRDを置き換えて終わりという可能性が高いのですから、期待は出来ないですね・・・。仰るとおり、30年走れば御の字でしょうが、やはり寂しいものがあります。

アルゼンチンの9000モドキ、居なくなってしまったんですか。赤い貴公子も中国の新車に置き換えとのことで、どんどん侵略されていきますねぇ・・・。インドネシアはどうなるやら、です。

投稿: パクアン急行 | 2015年1月17日 (土) 01時17分

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