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2014年5月 9日 (金)

怒涛廃回、その後のPurwakarta(2014年4月)

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平和な田舎街に突如出現した鉄の山・・・

お待たせしました、約1ヶ月前のPurwakartaですが、Malabar事故の影響でクレーンが徴収され、作業はさほど進んでおらず、現在もほぼこれと同じ状況が続いていると思われます。3月下旬から怒涛の勢いで進んだRheostarticの廃車回送。今後、昨年のように大量の車両譲渡が達成できるかどうかも定かでなく、果たして調子に乗ってこんなに潰してしまっていいのかと疑問視(特にステンレス車はもったいないの一言に尽きるでしょう)せざるを得ない部分もありますが、まあ痛い目を見るのはKAIなりKCJですので、その辺は勝手にしろとしか言いようがないですね。

それよりも気になるのが、廃車回送後の車両の処理。昨年末時点で既に旧機関区エリアに留置のスペースはなし。で、どのように留置スペースを生み出したかと いうと、画像の通りです・・・。以前、スラバヤのシドポポ機関区脇に廃貨車が山のように積んであったのを見たことがありますので、これがインドネシアの廃車方法なんでしょうね。あとはひたすら朽ち果てるのを待つのでしょうか。何はともあれ一見の価値はありそうな光景です。どこぞの解体屋さんだって、流石に三段積みはしないでしょうし。まだまだ使えたはずのEkonomi用車両がこうも簡単に打ち捨てられるとは、憤りも感じずには入られませんが、もうスクラップになってしまっては今更どうこう言って変わる話ではなく、これはEkonomi車最後の姿として、ネタにするしかないのでしょう。K王さん、こういう趣向のアスれーるチックは如何でしょうか?

1枚目の画像になりますが、向かって一番左、地面に直置きになっている先頭車及びその後ろの1両が以前、Purwakarta構内側線(6番線)に停車していた78-118Fのうち、76104・84115の2両で、この2両が最後の積み上げなしの形での留置となり、それ以降の車両から全て三段積みの対象になっています。なお、山積みと化した車両の車番調査は気が遠くなってしまい諦めましたのでご了承下さい。またその画像中ほど、二段目・三段目にHolecが乗っている一山が第一期造成分と見え、78-118Fの残り2両はここにあるものと思われます。またその左奥は、従来、直置きされていた車両の上部に積み重ねている模様です。前回、廃機関庫に続く引込み線上にオンレールで留置してあった76-118, 83-119, 78-105の姿がありませんでしたので、おそらくこれらも場所と時期からして、この辺に積まれているものと思われます。便宜上、これらをあわせて第一期造成分としておきます。第一期の特徴は一部の車両が横倒しになっていることですね。車内に入ると、ちょっとしたトリックアート写真が撮れます。

その第一期の右奥、つまり駅舎側にある山が第二期造成分です。この山から大量のステンレスRheostaticが含まれ、さらにリニューアル車であるDjoloLelono1やNewMarcoも含まれる最大の山、というかもはや山脈を形成しています。ところどころHolecも紛れています。

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廃機関庫前にもお山が出現

そしてこちらがおそらく第三期造成分。以前、Holec廃回に乗ってきたとき、整地していたあの場所です。現在では若干手前寄りに拡張されており、後述する当時駅構内にオンレールだったステンレス車が積まれているようです。以上4月上旬のPurwakartaの概況です。

あとはそれぞれの山を近くからウォッチングしてみましょう。

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おやおや??

Malabar事故でSerayu号迂回運転のため、EkonomiLocalで到着すると本来は接続のない始発のCibatu行きEkonomiLocalが律儀に待っていました(コタでこんな案内一切なかったぞ!というかPurwakaera以遠の客には諦めるかParahyanganに乗れって言ってたよな!?)

廃車ゾーンに行こうとするとこんな列車が通過したので撮影。Bandung(Cibatu)からKuroya方面が不通だったため、Bandungからジョグジャ、ソロ、スラバヤ方面行きの列車もPurwakarta,Cirebon経由で迂回運転中。時間的にSoloBalapan行き、Lodaya号かな。

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通常Purwakartaを通過するオールBisnis列車はないのですよ

すみません、話が脱線しすぎましたね・・・・。では線路を渡ってまずは第三期造成地へ。
ネットでは眺めていましたが、いざこれを目の前にすると、迫力があります。横断幕によると、KAロジのロゴが出ているので、所有権はロジの方に移っているのかもしれませんね。そして危険!立ち入り禁止と書かれています。いつ潰れるかわかりませんからね・・・。

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第三の山

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側面より。お顔は基本的に中央に向けてあり、外からは拝めませんでした。

続いて、第二期造成地へ。積み上げられるステンレスRheostatic・・・。MOTTAINAI!!当初から冷房を積んでいれば全く別の道を歩んだでしょうに。或いは誰かさんが、オール冷房化を達成するなんて言わなければ、あと10年、20年は問題なく使えたはず。まさに政治に翻弄させられたと言っても過言ではないでしょう。

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当たり前のように走っていたEkonomi車両がこうも簡単に捨てられてしまうとは、時代は変わってしまったのです

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サイドより。このエリアだけで30両以上の車両が・・・

そして第一期造成地に向かう前にこちらの画像を・・・↓↓

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ターンテーブルは台車の池と化してしまいました

Purwakartaの廃ヤード内でひと際目立っていた、ターンテーブル。保存する意志でもあるのかと思うくらい、きれいにお手入れがされていましたが、今や丸いプールが台車で溢れていました。台車なんて、それこそまだまだ使い道はありそうなものなのに、これもスクラップ同然に投棄されているのを見ると悲しくなります。以前なら、どんなパーツだって大事に扱っていたはずなのに。

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横積みがインパクト大な第一の山

いよいやってきました第一造成地。横倒しになった車両が無常観を引き立たせています。ゴロンと横たわり、センターピンまで露になってしまっています。さて、そういえば第一、第二の山には立ち入り禁止の横断幕が出ていないですし、それこそ子どもたちのアスレチックとなっていました。第二の山ではNewMarcoの顔がいずれも駅舎側を向いていないこともあり、どっかから登って、撮って来たいなぁと。

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第一の山、裏登山口を発見?

地元鉄たちはどこからでもヒョイヒョイ登っていくわけですが、なんせ体の硬い私ですのでそうそう登れるわけもなかったのですが、お誂え向きにも車両が横倒しになっており、貫通幌に足を引っ掛けて登頂開始。

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中腹からの眺め

そしてお目当てのNewMarcoと再会。数週間前にはNamboでまだ編成を組んでいたというのに。わざわざ疎開までしたのですから、今後に淡い期待を抱いたものですが、結局行き着いた先はPurwakartaでした。

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仲良く並ぶ先頭車

また奥にはDjokoLelono1の姿も見えます。あれも一体なんのための自動扉復活だったのでしょう。思いにふけりながら撮影していると、上から声が。地元鉄2人組が登頂に成功していました。

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まったく良くやるなぁ

さすがにそこまでする気力もなく、私は下山。あとは駅構内に未だオンレールで残る編成をウォッチングして撤収することにします。

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6番線は空きで、5番線に87-106Fと87-118F、及びHolecの98-208Fのうち98-208,98-211が留置中

床下機器取り外しの真っ最中で、メンテナンスの行き届いた、ピカピカのパーツ類が地面に散乱している光景は目を覆いたくなります。

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そして最後のHolec車両が4番線に。2000-204Fと98-206Fの計8両。

4番線というと、もはやPurwakarta駅の1ホームを為しているわけですが、こちらにもEkonomi車両が留置中。BalaiyasaManggaraiで朽ち果てている初期型のHolecを除いて、末期まで稼動していたHolecはこれにて全ての車両が廃車。これがHolecが編成を留める最後の姿です。しかしこれらよりよほど状態が悪く、さっさとINKAに入場したグループは既にKRDEとしてデビューしており、さらにジャカルタ地区でもHolecACとして、運用を開始しています。そんな中、こうして廃車になっていく運命の車両もあるわけで、なんとも皮肉な話です。

以上4月上旬のPurwakartaの概況でした。前述の通り、事実上Holecは全廃。またRheostaticにおいても鋼製車は列車レストランに改装中との噂もある76-108Fを除いては86-118Fを残すのみ。しかもこの編成は車番を見ての通り、鋼製車とステンレス車の混成編成(通称アルビノ)。ですから純粋な鋼製編成も見納めになっています。残るはステンレス車3本の処遇ですが、いずれPurwakarta送りが濃厚です。そして日本人的に今後の流れとして注目すべきは果たしてHitachiがPurwakartaに送られるのか否かといった部分になってくるのでしょう。しかし、あれほどあったEkonomi車両がこうもあっさりと消えてしまうとは、未だに信じられません・・・。なにはともあれ、長らくの活躍、本当にお疲れ様でした。

以下、廃車回送データ。ご参考程度に。

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Rheostatic(鋼製車)

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Rheostatic(DjokoLelono1)

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Rheostatic(ステンレス車)

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Holec

 

 

 

 

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コメント

こんにちは〜。ウワワァァァン!何というEkonomiの山……(涙)。
北館林も真っ青の凄惨な、しかし圧倒的な眺めですね……。
ステンレス車がもったいない……もったいないお化け……。
というわけで、またジャカルタに行ったらプルワカルタ訪問決定です (^^;
まずは何はともあれ、Hitachiが来るかどうかでしょうか。
Hitachiはもし送り込まれてもオンレールのまま放置を望みます!

それにしても、Cibatu行きの鈍行はプルワカルタ9時半過ぎ発ではなかったのでしょうか?? Selayu利用客救済臨なのでしょうが、臨時ダイヤなら臨時ダイヤでちゃんと案内して欲しいものですね……(汗)。

投稿: おっとっと | 2014年5月 9日 (金) 16時20分

 昨日JR東日本が205系170両(横浜線の車両)譲渡を公式発表しました。その代わりなんでしょうかね?本当に御苦労様でした。

投稿: 山口多聞 | 2014年5月 9日 (金) 16時57分

<おっとっと様

こんばんは。今後果たしてこのまま放置プレイを続けるのか、それとも溜まったところで一気に重機で潰すのか、全く検討もつきませんが、夏まで残っているといいですね。

さて、Cibatu行き鈍行ですが、仰るとおり所定は9時半頃のあれです。それをSerayu利用者の救済のために、遅らせていました。しかし乗り換えた客は果たしていたのか??という感じでした・・・。

投稿: パクアン急行 | 2014年5月10日 (土) 00時55分

<山口多聞様

そうですね、このブログと前後して公式情が上がっていますね。しかし、公式リリースが出たとしても、予定数全てが来るなんて保障はどこにもなく、それすら決まる前にジャンジャン廃車にするってのが全く浅はかなのです。

まあとりあえずはいくらかはジャカルタに来るでしょうから、Ekonomi車両の廃車も意義があったということですね。もうじきにDepokは満杯ですから。

投稿: パクアン急行 | 2014年5月10日 (土) 01時12分

パクアン急行様、いつも楽しく拝見させて貰ってます。なんか先程某サイトにてこんな情報があったのでコメントさせて戴きました。横浜線の205がそっちに5月下旬くらいから行くと書いてましたが、現地ではどうなってますかね?205来たらまたどんどんボロがここへと送り込まれるんでしょうかね…積み上げられてるEkonomi早よ解体せぇっていう話なんですけどね(苦笑)長々と失礼しましたm(_ _)m

投稿: ムーンライト八雲 | 2014年5月10日 (土) 01時25分

<ムーンライト八雲様

某サイトというか公式リリースですよね。JR様が書いているんだから、そのうち来るでしょうよ?予想外にも埼京より安く手に入ったもんだから、ジョーナンなんてニヤニヤしちゃってるじゃないですか。

残るEkonomiは4連×4。あと2回施行すれば終了。じゃんじゃんやるまでもないでしょ。

投稿: パクアン急行 | 2014年5月10日 (土) 02時30分

まさにK王アスれーるチックの大人版ですね~(笑)

地元の子どもたちは入場無料に待ち時間無しで遊んでいるようで羨ましい!

今度ヘルメットかぶって体験しに行きましょう!

103系もここに積み上がるのか・・・と一時心配しましたが、
延命してホッとしております。

投稿: Mr115 | 2014年5月12日 (月) 11時14分

こんばんは、しばらくぶりのコメントです。

横浜線の205系も公式に譲渡が決定しましたが、まさかここまで一気にEkonomiの大量廃車を進めるとは思いませんでした。
埼京線の時と同じようにスムーズに計画通り行けばいいのですがね。


それにしても、この雑な廃車置き場を見るにつけ何れは日本車もこんな姿になるのかと思うと何だか憂鬱になりますね…。

投稿: 野津田車庫 | 2014年5月12日 (月) 20時54分

<Mr.115様

そうですねぇ。どこぞの●田○業さんにもこれくらいサービス精神が欲しいところです(笑)

日程が合いましたら、是非とも次回行きましょう!!

投稿: パクアン急行 | 2014年5月13日 (火) 03時28分

<野津田車庫様

まあ置き場がないので、大量の廃車は仕方がないといえば仕方がないのですが・・・。余計なことばっかしていないで、JAICAさんがさっさとDepok電車区の拡張をやってくれれば良いのです!!

日本車はまだ当分安泰なのでしょうが、ここまでJRが鼻息を荒くKCJに接近してくると、KCJは浮気性の女の子ばかりですから(笑)、メトロや東急への愛が薄れないか、やや心配であります。

投稿: パクアン急行 | 2014年5月13日 (火) 03時31分

205系大量投入のおかげで、冷房化や内装更新が必要という理由で車齢20年経ってないHITACHIまでほぼ廃車決定ですか・・・
Holecは大規模更新された編成もあるんですが・・・
Rheostaticステンレス車はステンレス製とはいえ抵抗制御で非冷房だから廃車は仕方ないかもしれません。
冷房車とはいえ老朽化が激しく普通鋼製の103系は置き換えられないんでしょうか。

投稿: | 2014年5月13日 (火) 11時34分

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