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2014年3月 5日 (水)

祝!205系運用開始!!(3月5日)

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KCJの悲願、10連でのデビューを飾った205系ハエ15編成

Bogor線内に10連未対応で残っていた4駅の設備が使用可能な状態になったことを受けて、3月5日、205系が待望のデビューを果たしました。運用開始初日に充当されたのは、ジャカルタ上陸第一号となったハエ15編成。また運輸省から営業許可を受けているもう1本、ハエ11編成は同日から支線区での試運転を開始し、初日はManggarai~Bekasi間を1往復走行しました。後日、Maja入線試験も実施される見込みです。

Bogor線以外にはまだ10連に対応していない駅が存在しているため、当面の間営業列車はJakartaKota~Bogor間の限定運用が組まれる見込みです。ただ10連のため、基点となる電車区もDepokに限定されてしまいますから、Depok受け持ち運用でかつ、環状線に直通しない運用というのはかなり限られてきます。ですから、今後の投入状況によれば、はみ出し停車には目をつぶり、環状線くにも営業で入線することが出てくるのではないでしょうかと思います。許可さえ下りてしまえば、やり放題でしょうしね。

と、いうわけで205系初営業列車に乗るべく、5時にDepokでスタンバイ(道があまりに空いていて早く着きすぎた;;)。続々とDepok電車区から出庫があり、BogorないしJakarta方面に向けて発車して行く様には、ただただ圧巻ですが、そんなこんなしているうちに、「4番線に当駅始発のBogor行きが“10両編成でまいります”。」との放送が。ついに205系が運用に入ったんだなぁと実感。

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何故か側面だけ行き先表示が点灯中。設定はりんかい線/大崎という線内運用;;

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ほぼ日本時代のままの車内。いや~久しぶりに205系乗ったなぁ(笑)

ただ6時発にしてはちょいと早すぎはしないか・・・、5時半には既に入線。暗くて入線画像は撮れませんでした。Depok電車区から回送で入ってくるわけですが、車内には公式広報担当のEva Chairunisa嬢を初め、多数のKCJ関係者が乗車中。新形式ということもあるのでしょうが、今回の導入に対してはKCJの205にかける並々ならぬ期待を感じます。

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ようやく夜も明けようかというDepok駅、ホームには関係者がいっぱい。

30分前に入線したものの、なんだかんだと撮影しているとあっという間に発車の時間。空はあっという間に明るくなってしまいました。

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運行課長(?)から訓示を受ける205系担当のクルーたち

早朝のDepok駅に来るのは初めてだったのですが、乗務員やセキュリティーのシフトの基点にもなっているため、各列車毎に朝礼が実施されているんですねぇ。というわけで上の画像の通り、この電車は総勢11名のスタッフにより運行されるようです;;手前の赤いシャツの2名はクリーニングサービス、中ほど5名がセキュリティー、奥の白シャツが運転士と補助運転士、間に挟まれているのが今回205系限定で復活したアナウンサー(正式名称はPPK)。一番奥の赤いKCJパーカーがお客様案内要員です。いつもはグデっとしている各スタッフたちも鬼課長を前にピシっとしていました。さあ今日も一日安全運行に努めましょう!!

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こっちも朝礼中。怖っ!

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関係者が乗り込み、いよいよBogorに向けて発車

205系営業初運行になったのはDepok6:00発のBogor行きKA406a。Bogor発JakartaKota行きへの送り込みです。定刻通りにDepokを発車した205系ハエ15編成、発車してそうそう驚かされたのが、車内放送がメチャクチャ丁寧;; 205系限定でドア扱い兼務のアナウンサーが最後尾に乗務というのは既報の通りですが、その放送が担当運転士、補助運転士、アナウンサー等々の紹介に始まり、緊急時の避難方法(ここの説明が特に長かった・・・←ビンタロー事故をかなり引きずっているようで)までなされました。そして駅到着時には、お出口は進行方向右側です、扉が開きます、とこれまた丁寧にアナウンス。どうも現在のKCJ幹部が、かなり日本かぶれなところがあるらしいのですので、その辺が反映されているのでしょう。或いはこれこそがJREの技術支援の成果!?(笑)

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KKWの10号車

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既出ですが、賑やかなドア回りを

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新しいもの好きのジャカルタ民はドアだらけの車両をしげしげと眺め、写真を撮っていました

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路線図掲出スペースのない6扉車はプラ板製の路線図をこの位置に設置

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優先席マークは撤去出来ない為、そのまま残置。現地バージョン(今回からこちらもプラ板製)と競演。

しかし早朝からDepok~Bogorの利用がそこそこあり、車内の写真をパチパチ撮っていたら、Citayam,BojongGedeと客を拾い、号車にもよりますが概ね座席が埋まってきました。ですので、おとなしくM車の座席に座って、懐かしの界磁添加励磁制御のサウンドに耳を傾けることに。ただ、内扇モーターなのか、極めて静かな走りで、ちょっと期待はずれでしたが;;まあ一般利用客には静かなのに越したことはありません。いつもなら、Depokから先が長い・・というところですが、ルンルン気分だと時の経つのも早く、あっという間にBogor到着。折り返し、Bogor6:36発、JakartaKota7:57着という最ピーク帯の運行。10連、6ドア車両の威力を遺憾なく発揮してくれることでしょう。すでにおわかりとは思いますが、冒頭画像がBogorの定位置からの撮影です。Jakarta寄りをホーム先端にあわせていますから、当然反対側は構内通路を塞ぐので、ウォッチングしてくることに。

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ちょうど電車区から出庫のマト52と一瞬の並び

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1番線に行くにはちょっと迂回する必要があります。

もっとも、ほぼ行き止まり状態ですから、このあたりなら線路内のどこを渡ってもお咎めもなく、迂回といってもたかが数メートルですから、特に改良工事が行われることもないでしょう。

撮影してから乗り込んだのでは、当然座れるわけもないですから、せっかくですので6扉車の2号車でJakartaKotaまで乗り通し。そういや、隣の女性専用車にはKCJの鉄子さんたちが出社ついでに乗っていましたね;;

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いよいよ本領発揮の6扉車

列車はこんども定刻にBogorを発車。この時間帯、概ね8分間隔程度に電車は発車しており、今朝は大きなダイヤ乱れもなく順調。ハエ15は現時点で6扉車がBogor寄りに連結されており、Bogorの改札がこちら側ということもあり、発車時点でもう車内はこの入りよう。なお、気になる収納座席ですが、今のところ朝ラッシュ時も使用可能です。205が出揃ったときに、どうなるか、見ものですね。

現在のジャカルタのラッシュアワーでは8連が1本10連になったところで焼け石に水なわけですが、それでも大量の乗車が続くDepokまでの各駅を過ぎても、気持ち程度ですが車内にゆとりを感じます。あとは座席が少ない6扉車ってところも大きそうですけどね。いずれにせよ、混雑緩和にある程度の効果があるのは間違いありません。

また驚くべきことに、この列車では乗車促進音の使用が開始されたのです。これまでは駅のチャイムとも全く連動させずに、無言のうちにドアを閉めて、やれ荷物が挟まっただの、積み残しが出ただのやって、遅延が拡大して行くわけですが、的確な案内放送と、メロディの導入で非常にスムーズな運行が確保されているのは目に見えて実感出来ました。ただ疑問なのは果たして205系に乗車促進音なんて搭載されていたかということ。あまり聞きませんよねぇ?そもそも車外スピーカーなどないのですから、促進音といっても車内のスピーカーを介して流しているだけ。もしかしたら、スタッフが音源をマイクの近くにおいて流している(今日はアナウンサーの他に本社のお偉方も乗っていましたし)ということも考えられます。仮にそうだとしたら、いずれ各駅に発車メロディが導入される日も近い??

列車は順調に、そして余裕走りを見せつけ、Manggaraiへ。まあせっかくここまでほぼ定刻で来ていたのに、相変わらずの場内停止。こればっかりはねぇ・・・。さらにGamibir手前でも引っかかり、JakartaKota到着時には遅れ13分・・・。原因は言うまでもなく上記2駅の場内待ち。それさえなければ、本当に快適な通勤でした。まだまだ混雑は激しいですが、屋根に上りたくなるようなすし詰め状態には少なくともなりませんでしたので、朝ピーク時間帯に205系を集中的に投入すれば、当面の間のしのぎにはなるのではないかと思います。本来ならはダイヤ改正を実施して本腰を入れた増発をしなければならないのですが。

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10連対応の10番線に到着した205系

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出発信号の心配も無用です

さて、205系初乗りを済ませたら、やっぱり走りが撮りたい!が、到着と同時に、先行の折り返しは発車してしまい、先回りは不可能に。まぁ、あくまでも今日は乗りに徹せよということで;;撮影は今後いくらでも撮れるのですからまたの機会に。

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最後の悪あがき、ハエ15Manggarai出発。KKWラッピング無いうちに撮り貯めないと。

なお、各形式は固定運用での運転は実施していませんが、制約上205系は当分の間以下の運用で限定運用になる模様です。但し必ずこの限りではありませんので、ご了承下さい。

◆DP6:00-BOO6:24/6:36-JAK7:57/8:12-BOO9:33/10:00-JAKK11:21/11:32-BOO12:54/15:16-JAK16:39/16:51-BOO18:12/18:41-JAK20:00/20:16-BOO21:37/21:50-DP22:14

続いて、ハエ11編成のBekasi入線の模様を。(以下撮影は全てAdam氏)

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205系Bekasi線に初入線!

Bekasi線内は長距離列車対応の長いホームが整備されていたり、駅自体もあとから設置された近代的な駅舎も多く、また線路状態も良好なことから、205系運転にあたり、支障は少ないと思われます。8連すら対応できていなかった2面4線の待避駅、Cakungの延伸工事も完了し、他の駅もやる気になればいつでも伸ばせる状態(いや、もしかしたら既に工事は始まっているかも)。これまでの新形式投入の実績からしても、まずはBogor線で慣らし運転、そしてBekasi線へという流れですから、近いうちにBekasi線での営業も開始されることでしょう。

今のところBekasi線はさほどの混雑にはなりませんが、Karawangまでの延長が実施された暁には、Bogor線並みの混雑になることも予想され、運用増も必至。そのため、どうやらBekasi電留線を拡張(電車に格上げか?)する模様で、すでに円借款も組まれているものと思われます(詳細はおいおい)。もしやるとしたら、当然10両対応のピットを整備するのでしょうから、そうなれば必然的に205系のメンテナンスはこちらが担当することになるのかもしれませんね。

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Manggaraiに戻るハエ11

昨年11月3日のジャカルタ上陸に始まり、早4ヶ月。当初の改造行程を見るにつけ、早急な運用開始に漕ぎ付けるのかと思いきや、紆余曲折あり、ここに来てのようやくの運用開始。まあともあれ、予定数18編成中まだわずか2本ですが、まずは205系の新たな門出を祝福したいと思います。そして願わくば来年度以降も205系の継続譲渡を・・・。




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コメント

こんにちは。祝!205系正式営業運転開始!!
そして、早朝からデポック出庫一番列車のレポートどうもお疲れ様でした〜!
さっそく6扉車が混雑緩和に大いに役立っているようで、KCJとしては横浜線205系の追加ゲットも狙うことは間違いないでしょう。既に横浜線では猛烈な勢いでE233が増殖しはじめていますし、遅かれ早かれ新潟から海を渡るように思われます。
そして今後はMaja入線成功、そして205系10連18本の存在を前提にしたダイヤ大改正が楽しみですね♪ 個人的には、再びカヲスが戻ったドゥリ線路市場との組み合わせを早く拝見できるのを楽しみにしております (笑)。
ところで、205系のモーター音が静かとのことですが、東急8000/8500と同じく、一部モーターカットされている可能性というのはないのでしょうか。5M5Tにするためにモハ1両をモーターカットしているとか……。
あと、ブカシ線もチャクンで10連対応化がなされたということで何よりですが、ホームが短い駅(例えばクレンデル)のホーム延長は、複々線化工事の進展まで完全放置ということでしょうか (笑)。
それにしても……昨年まで非冷房エコノミがジャンジャン走っていた路線とは思えない変貌がスゴいです。とくに予算不足で車内の整備がよろしくない車両が数年前には多々走っていたことを思い出しますと隔世の感があります……。
以上、長文大変失礼しました (^^;

投稿: おっとっと | 2014年3月 6日 (木) 11時30分

こんばんは。

まずは205系が無事に就役したことを喜びたいと思います。日本で酷使されていたとはいえ、構造が単純で予備部品がたくさんある車両ですので、インドネシアでも長く活躍できることでしょう。

ちょっと気になったのですが、私の把握している限りでは、Bekasi線の延長はCikarangまで17キロの計画となっています。Karawangまでさらに延長する計画があるのでしょうか。もっとも、経済成長が続けばいずれはそうなると思いますけどね。

投稿: 丸太 | 2014年3月 6日 (木) 21時37分

<おっとっと様

こんばんは。いよいよ205系が正式デビューを果たしました!来年度、KCJ側の希望としては160両調達を掲げていますが、導入可能か否かは全くの未知数です。どの担当者に聞いてもダンマリ。まあ譲渡されるなら、いずれ公式ページでアナウンスがあると思いますが・・・。

さて、モーターの件ですが、カットは行われていません。211系じゃあるまいし、4M6Tでは走行性能を満たせません(運輸省の定める新基準では起動加速度2.8以上)。まだ運転士も慣れていないでしょうから、そこまで力行させなかったというのもあるのでしょう。ちなみにこの前出場した8504Fは6M2Tに戻っていましたので、電力設備の方も徐々に増強されているのかもしれません。

投稿: パクアン急行 | 2014年3月 7日 (金) 01時02分

<丸太様

お祝いコメントありがとうございます。界磁添加励磁制御ということで、システム的にもジャカルタに最も適していると思われ、今度の活躍に大いに期待したいところです。京葉車調達の失敗もこれで挽回したといったところでしょうか。

さて、Bekasi線延長の件ですが、仰るとおりまずはCikarangまでの電化化工事がBekasiまでの複々線化と共に決定し、日本企業主導のもと、まもなく本格的な工事が開始されるところです。

投稿: パクアン急行 | 2014年3月 7日 (金) 01時09分

祝!205系KCJ営業運転開始!!

日本で活躍してきた電車が増えていくのは喜ばしい限りです。205系はシステムが単純で扱い易そうなので大量投入も相まって主力車両として定着していくのではないでしょうか。更に追加導入を決めて我が地元を走る横浜線205系も戦列に加わる事を願わんばかりです。

投稿: 台鐡武士 | 2014年3月 7日 (金) 11時42分

パクアン急行様
先日の訪尼の際にはお忙しい中ありがとうございました。

いよいよ205系営業開始となるとまたもや訪尼しなくては行けなくなりそうですね!行けば行くほど味が出るインドネシア。205系も含めて楽しみです。

投稿: kazuki | 2014年3月 7日 (金) 14時57分

<台鐡武士様

KCJ公式サイトをチェックしてみて下さい(笑)

投稿: パクアン急行 | 2014年3月 8日 (土) 01時23分

<kazuki様

一度はまってしまうと抜け出せないのがインドネシア。一種の麻薬のようなもんです。どっぷり浸からないようにご注意下さい;;私のようになってしまいますから。

投稿: パクアン急行 | 2014年3月 8日 (土) 01時24分

こんばんは

いつになるのか分からないと思われた205系デビューが意外と早くなりましたね。10連運用も手探り状態ながらも何とかなるかもしれません。今後、横浜線や南武線の205系も譲渡対象になるのかもしれませんが、10連でやるとなると組み替えが予想されるのか、はたまたそのままなのか気になる所です。まぁ、多少は国内転用される分も有るとは思いますが・・・

投稿: 尾崎俊史 | 2014年3月 8日 (土) 18時24分

<尾崎様

まあデビューしたといっても1編成だけですが・・・。環状線内の10連入線が解禁されない限り、これ以上の投入は出来ません。4月にダイヤ改正をやる話も今もところ上がってきていませんし。

2014年度以降の譲渡に関しては既出の通りです。文書を信じるなら8連で輸出されるのでしょう。

投稿: パクアン急行 | 2014年3月 9日 (日) 00時21分

こちらでははじめまして。先日、茶氏とジャカルタにおじゃました、後輩の髭の濃いほうです(笑)
挨拶が遅くなりまして、すみません。先日はほんとうにありがとうございました。

ついに205系の運行開始おめでとうございます!
タッチの差で悔しいですが、また乗りに行きたいと思います!

ご挨拶まで失礼いたしました。

投稿: らいらい | 2014年3月10日 (月) 00時24分

<らいらい様

先日は長時間の追いかけ、本当にお疲れ様でした。
またのお越しをお待ちしております。

投稿: パクアン急行 | 2014年3月10日 (月) 00時52分

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