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2013年10月 8日 (火)

廃車回送されたRheostatic、その後

Csc_0309
まさにEkonomi終焉の地に相応しいこの光景!

おっとっと様が既にご紹介されていますから、ご存知の方も多いかと存じますが、7月下旬、Ekonomi全廃を目前にして突如として廃車回送がなされたKL3-76~84系16両のその後の姿を求め、先日(もはや先日ではないか;;)Purwakartaへ足を伸ばしてまいりました。

Purwakarta
かなり大雑把ですが、だいたいこんな感じに配置されていました

廃車回送された8両(4+4)2本は到着後数日は、オンレール状態でそのままの姿を留めていたようですが、その後すぐにクレーンで吊り上げられ、床下を取り去られ、地面に直置き状態となり、ただひたすら解体の日を待つのみとなってしまいました。日本からの譲渡車グループにはこれらより古い車両も存在し、第一線で運用をこなしていることを考えても、今回のEkonomi廃止によるRheostatic系列の廃車は本当に残念でなりません。是非とも徹底的なリニューアルと冷房化で、再び凱旋することを期待していたのですが、果せない夢に終ってしまいました。

しかし!冒頭でアップしましたとおり、我々の到着を待っていたかのように(?)最後の2両だけが、スカートを切り取られてしまってはいるものの、未だオンレールであり、かつ、背後には蒸機時代の巨大な機関庫跡が聳え立つという絶好の位置に鎮座していたのです。おっとっと様が既に述べられているとおり、正にこれはインドネシアの鉄道史の縮図といっても過言ではないでしょう。灼熱地獄のEkonomiLocalに乗って遥々やってきた甲斐があったというものです。

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冒頭の2両には他車から切り落とした床下機器で一杯・・・

今回廃車された車両の中には、直前まで運用され、検査を通してまださほど経っていない車両も含まれており、この機器の残骸を見るなり、本当にもったいないことをしてくれたなぁ・・・と。しかしこの車両だけオンレール状態になっていることを考えれば、再度これらだけManggaraiに返却?なんて妄想もしてみまうのですが、その後の音沙汰はありません。未だManggarai等にいる編成の一部からは使える部品はもぎ取り、保管しているようなのですが。

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ジャカルタに縁のある車両たちが、朽ち果てるのを待っています

電車以外にも1年ほど前くらいまではBalaiyasaManggaraiの森の中に放置されていたBanten線用Ekonomi客車(夜間にRangkasBitungで放火されたため、焼け爛れています)もいつの間にかこちらに移動しており、さらにはこんな車両まで・・・。

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旧塗装のRheostatic?いえいえ違います。

Jabotabek事業部所属のKRDが。Tangerang線やSerpong線の電化前はこれらもジャカルタの通勤輸送の主役として活躍していた時期もありました。電化後は一部は地方に転出したり、客車化されたわけですが、この色のものを見れるとは思ってもいませんでした。

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ターンテーブルは整備されています

かつては峠越えのため、多くの機関車が配置されていたと思われるPurwakarta機関区ですが、役目を失った今は、草が鬱蒼と生い茂り、車両共々自然へ帰るのを待つのみといった印象が強いわけですが、そんな中でもターンテーブルだけはモニュメントとして保存されているのは印象的でした。いっそのこと、機関庫ごと整備してもらいたいというのが、ファン心;;鉄道博物館を作るなら絶好のロケーションですよねぇ?

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車体から切り落とされた台車が物悲しい・・・

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しかし屋根上には新たなお客さんが(笑)

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子どもたちの見よう見まねで私も上って見ました

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このヘリテージ感、たまりませんなぁ

この廃車ヤードを徘徊していると、やはり同業者が居るのはさることながら、高そうなカメラを提げた廃墟マニアがいたり、地元のアベックのたまり場になっていたりと、様々な人々の欲望が渦巻いておりました。やはりこのまま壊してしまうにはもったいない。なんらかの形での保存をお願いしたいものであります。

Rheostatic系列のリニューアル計画を仮に断念したのなら、今後もかなりのペースでこちらへの廃車回送が行われるはずであり、本格的な解体も始まってしまうものと思われます。いや、もしかしたら、既に始まっているのかもしれません。そして人知れず廃車回送が夜な夜な行われているのかもしれませんし。廃車回送からかれこれ2ヶ月以上経過しており、近いうちに再度チェックしてきた方がいいかもしれませんね。

おまけ
Purwakarta駅前
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Rheostaticの座席が活用されていました~

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コメント

遠いと聞いて諦めてしまいましたが、この写真を拝見して「行けば良かった」と今更後悔しております。
それにしても、一枚一枚が心に響く素晴らしい写真ですね。
インドネシアの奥深さにヤラレてしまいました。

投稿: 茶 | 2013年10月15日 (火) 01時06分

<茶様

いつもコメントありがとうございます。

今後も電車区の容量を空けるべく、続々と廃車回送は実施される予定ですので、まだまだチャンスはありますよ!解体は全然進んでいないようですので、年末にはRheostaticで溢れかえっているものと思われます。

投稿: パクアン急行 | 2013年10月17日 (木) 00時55分

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