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2013年9月 4日 (水)

急行クラカタウで行く、スンダ海峡②

Rajarakata
前回の冒頭でも出していましたが、出港するフェリーはちのへ改め、“Rajarakata”

カーペットにゴロんと寝転び、快適な船旅も、こういうときに限って順調に航海を続け、なんと2時間半弱でスマトラ側の港、Bakahuniに着岸。4時間もかかった前回はなんだったんだよ・・・。3時間はかかるだろうとふみ、それで目覚ましをかけていたものだから、係員に起こされる始末。もっと寝ていたかった。このまま船内に留まって、折り返し乗船なんてのも出来ないことないですが、後続のフェリーウォッチングもありますし、後ろ髪を引かれる思いで、フェリーはちのへを後にします。

ここは帰りも日本の船を狙うべきだろ!とブーイングを受けそうですが、すみません、後続にPortLink1(イギリスからやってきたスンダ海峡最大?最新?の大型フェリー)が接近しているとのことで、浮気してしまいました。すみません;;

もちろん、そちらの到着までの間は、まだ日も昇り切らず、逆光でロクな写真になりませんでしたが、やってくるフェリーは全てハンティングしましたので、ご紹介します。またMerak帰還後も急行Kalimayaの発車まで、現れるフェリーは狙い撃ちしましたので、合わせて掲載します。要するに今回はスンダ海峡フェリー特集という名の手抜き更新です。鉄道は登場しませんので悪しからず。

Dahrma_ferry

まずは出港していくDLU Ferry“DharmaFerryⅨ”。元宇高国道フェリー、ふじ丸です。高波対策からなのか、車両甲板部分のスリットが封鎖されており、雰囲気が変わっていますが、国道フェリーです。私の乗りたいフェリーの一つです。無駄に流してますが、意味はありません。たまたまです。

Mufidah

続いて入港してくるJEMLA Ferryの“Mufidah”。元、四国中央フェリーボート、かわのえ。ちなみに私が始めてここに来たとき乗った“Turibuana1”は、かわのえ2でした。こちらは零細なTuribuana Ferryに売却されているわけですが、くしくも同じ航路で活躍していることになります。

Dutabanten

立て続けにJEMLAフェリーがやってきます。ここの会社は日本船の確立が高く期待できます。朝日を背にやってきたのは“DutaBanten”。元東日本フェリー、VERA(べら)。青函航路の船ですね。船内がどの程度使われているのか気になります。

Menggala

今度はJEMLAフェリーの出港。但し、この“Menggala”、シンガポール製とのことで残念ながらハズレであります。

Jagantara

さあ気を取りなおして、次の船は・・・。またまたJEMLAの出港。こちら“Jagantara”は元東日本フェリー、VANIR(ばにあ)。おそらく先ほどのVERAと同時期にやってきた姉妹船といえるでしょう。

Nusadharma

そしてお次は大ハズレ。ゲテモノ揃いのSP Ferryさんの“Nusa Dharma”です。おそらく日本からの船は保有していないと思われます。この会社さん、船尾は露天というのに拘りをもっているようですが、それよりも明らかに他の船と比べてボロが目立ち、いつ見ても沈みそう・・・。ちょっとSPには乗りたくないですね。

そうこうしているうちに、私が乗るPortLink1の巨体も彼方に現れました。撮影に適していたこちらの桟橋には先ほどのNusa Dharmaが入ったので、PortLink1が入る隣の桟橋に移動。

Portlink1

やる気ない画像ですみません。いや。これは外見より中身の方がネタなんだって。まあPortLinkの話は次回に持ち越すとして、引き続き、フェリーの画像を貼り続けます。ここから先はMerak側での撮影です。

Geulis_rauh

PortLink1のMerak着岸直前、船溜まりの中に気になる船を発見!あの特徴的なファンネルは、進む我らの、四国フェリー♪外観を見た感じ、まださほど運用にも就いていなさそうで、最近就航したものと見えます。昔の画像漁れば、絶対国内でこれは撮っているよなぁ~。手もさほど加えられていないようですから、船内設備はこの距離にしたら圧倒的に低スペックでしょうけど、次回は乗りたいですね!JEMLA Ferryの“Geulis Rauh”。元四国フェリー、第八十一玉高丸です。同型同名の第八十一玉高丸はインドネシアへの航送中に、高波を被り、自走不能、その後の行方は不明?のようですので、この姿を確認したときは衝撃を受けました。

ちなみに玉高丸の船首奥にかすかに見える異様な形をしたフェリーはASDPが韓国から購入したもののようで、PortLinkシリーズに加わるようです。如何にも韓国らしく、実用性無視、安全性無視?の奇をてらったものであり、近いうちに沈没しそうな予感。あんなのが来たら、絶対に1本見逃しますよ。

さて、Merakに着くと・・・・。

Nusadharma02

おや?先発していたはずのNusa Dharmaが今頃到着。速力が違うみたいですね。やはりこれも乗らないのが得策かも・・・。

しかもその後もSPFerryさんのオンパレード。まあそんなこといいつつ、撮影してしまっているのですが。

Nusajaya

SP Ferry “Nusa Jaya”。なんだかジャンボフェリーを縮めたような形の気もしないでもありませんが、日本製ではありません。

Nusamuria

なんだかアンバランスそうな“NusaMuria”。やっぱり外国製。船尾客室部は後から増設??

Km_dharmakencana

なんだかんだで、ようやく日本船の時間です。DLU Ferryの“DharmaKencanaⅨ”。DLUFerryのネーミングが曲者でして、DharmaがあったりDharmaKencanaがあったり、大変です。スラバヤにはDharmaKencanaの名前で宇高連絡船が残っていたかと。で、こちらのDharmaKencanaⅨは、元宇高国道フェリーの、おかやま丸です。やはりスリットは潰されています。なおこの塗装はDLUの旧塗装であり、この姿はそろそろ貴重になってくるかもしれませんね。

Sakuraexpress

続いてやってきたのはこちら。一見、??違うだろ?と思いましたが、これもれっきとした日本の船。一度は韓国の手に渡り、今でもハングルの船名が読み取れますが、零細会社BUKIT MERAPIN NUSANTARA LINESに売却され、現在は“Sakura Express”として活躍中。以前、TanjungPriokのドックに停泊していいて、そのときはなんだ韓国からか、と思っていたのですが、元宿毛フェリー、しまんと。形からしてあまり好みとは言えなそうですが。

Shalem

そして、何かと縁のあるShalemがまたまた登場。この船と会うのは3回目・・・。運行はSURYA TIMUR LINESという、これも零細企業。以前にも紹介したとおり、元九州郵船のニューつしま。さほど古くないにもかかわらず、ボロさが目立つのは気になるところ。船内はどんな状況なのでしょうか。ちなみにこの船、Bakahuni出港時にはPortLink1の後を追いかけていたはずなのですが・・・。PortLinkが早すぎるのか、それとも??

Mitra_nusantara

本日、JM Ferry初登場です。 “Mitra Nusantara”、元徳島阪神フェリー、うらら丸、と思われます。徳島阪神フェリーには同型船が他にもいたそうですので、微妙です。わからなければ、乗って調べるしかありません。

Windu_karsa_pratama

どんどん行きましょう。個人的に狙いだった船がやってきました。ちょっとレトロチックな塗装のこの船はこれまた零細と思われるWINDU KARSAの “Windu Karsa Pratama”、元甲子園フェリー、いくほ。一部のフェリー会社は、オリジナル塗装を維持するという方針を取っているそうで、この会社もそれに漏れず、旧社名のロゴこそないものの、往年の雰囲気を色濃く残しています。もちろん、当方、乗ったことも見たこともないのですが、ネットで現役時代の画像を見るにつけ、撮りたくなってしまった次第。側面に甲子園フェリーと塗装したいですねぇ。

Bsp1

また見慣れぬ塗装の船がやってきました。零細会社であろうBUDI SAMUDERA PERKASAの“BSP1”。元加藤汽船、はぴねす。外版からも、うっすらとはぴねす及び神戸の文字が読み取れました。しかし、この船、調べてみると加藤汽船時代に既に中古船であり、元を正すと四国中央フェリーボート、にいはま。となるとスンダ海峡は四国中央フェリーボートの同窓会状態ということになりますね(笑)。

Primanusantara

そして今回、最後の船になります。なんだかチンクシャなこのフェリー、JM ferry の“PrimaNusantara”。元東京湾フェリーのしらはま丸(先代)です。デッキに色々増設されて、こんな風貌になっており、往年の面影はうすれていますが、じっくり見てみると通じるものがあり、おそらく、しらはま丸と思われます。

今回はここまでで。次回に続く。

※船には門外漢の者があくまでも趣味で書いておりますので、ここ違うだろ!とかあればご指摘下さい。皆様の情報をお待ちしております。

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コメント

いやぁ、素晴らしい光景ですねぇ。
距離的に3時間以内に着ける航路の様な気もしていましたが
やはり着岸がスムーズだと3時間を切るのですね(笑)
岸壁の容量以上に船舶を入れてしまっているのがインドネシアらしいですね。
最近見掛けなくなったフェリーが頑張っている姿に涙目です。
私も管理人さんと一緒にこの光景を見に行きたかったです。

それにしてもフェリーの事を良くお調べですね。脱帽です。
「しらはま丸」もかなり船容が変わっていますので私が見てもきっと気が付かなかったと思います。
確かに双頭時代のマストに現役時代の面影が。

見たい船がまた増えました(笑)

投稿: 茶 | 2013年9月 6日 (金) 00時46分

<茶様

こんばんは。そうですね、明らかに容量以上の船が投入されていると思います。さらに船により航行速度も異なるようで、所要時間は一概に言えないようです。

フェリーの出自ですが、私も見ただけでは、船名が残っていたりしない限りはわからず、ネット様様でした。ただ船マニア向け(?)の情報はかなり充実しており、意外とラクに調べることが出来ましたよ。

投稿: パクアン急行 | 2013年9月 7日 (土) 00時15分

初めてコメントさせていただきます。

さて私は宇高航路のおひざ元である岡山県玉野市在住ですが、本文にもあるようにかつて宇高航路で活躍していた船の幾つかが元気でやっている姿を見ることができ嬉しく思います。
「DharmaFerryⅨ」こと元宇高国道フェリーのふじ丸は元は津国汽船の第十八日通丸で、2004年に同社の宇高航路が四国フェリーとの共同運航になり引退し、その後ふじ丸となって2005年から3年間宇高国道フェリーの予備船(主に1月から春ごろまでドック代船)として活躍しました。同じく元宇高国道フェリーのおかやま丸(「DharmaKencanaⅨ」)も元気に活躍していますね。こちらは2009年の減便の際に引退し、インドネシアへと売却されました。なおご存知かもしれませんが、宇高国道フェリーは昨年10月17日の運航を最後に航路運航休止となり(まもなく1年)、その際に最後まで活躍していた3隻の船を全て海外へ売却しています。もしかしたらインドネシアへ売却された船もあるかも…。
「Geulis Rauh」こと元四国フェリーの第八十一玉高丸は2代目で(初代がインドネシアへの航送中に高波を被り自走不能になった方で、2代目就航以降に第八十一玉高丸→第八しょうどしま丸→第八十玉高丸→第五しょうどしま丸と4回改名のうえ航路を転々としている/第八十玉高丸時代は津国汽船との共同運航の際に自社船を売却した津国汽船の担当便として使われた)同社の宇高航路の船では一番新しい船でしたが(1997年就航/現在も残る3隻は1989~1992年就航)、惜しくも2009年の減便の際に船齢12年でありながら売却されました(ある人の話だと、新しい船でないと高く売れなかったとか…)。
ところで宇野~豊島~小豆島間の小豆島フェリーのせとしおが今年の3月末で引退してインドネシアへと売却されたようですが、改造工事が終わり次第これらの船と同様にインドネシアで活躍する姿が見られるのでしょうね(売却先の会社や航路は不明ですが…)。

投稿: 金甲山 | 2013年10月15日 (火) 03時23分

<金甲山様

はじめまして。詳細なご教示ありがとうございます。日本では民主党政策のおかげで、完全に斜陽産業と化したフェリー業界ですが、そんな日本を離れた一部の日本のフェリーがインドネシアでも活躍中です。電車と同じく、日本の船は評判が良く、メンテナンスもそこそこ行き届いており、幸せな余生を送っているのではないかと思います。特にスンダ海峡は日本の船の同窓会状態です(笑)

さて、行路廃止となった宇高国道フェリーですが、私もその行方が気になっているのですが、まだインドネシアにやってきたかどうか、確証がつかめておりません。少なくともジャワ~スマトラ間にはいないと思われます(他の航路には手が回らず恐縮です・・・)。

また小豆島フェリーのせとしおですが、船体の大きさからして、おそらくジャワ~バリ島間航路に投入されているものと思われます。

投稿: パクアン急行 | 2013年10月17日 (木) 00時49分

元第八十一玉高丸(2代目)のGELIS RAUH、某掲示板で知ったのですが火災事故を起こしてしまったようですね。1997年の就航で船齢17年でした。私は四国フェリーで活躍していた頃に何度か乗ったことがあり、身近な海で活躍していた船だけあって残念です…。2009年12月に同社の宇高航路が減便された際、同航路では最新の船(当時船齢12年)だったにも関わらずインドネシアへと売却されました。

投稿: 金甲山 | 2014年7月22日 (火) 16時13分

<金甲山様

コメントありがとうございます。なかなか船にまで手の回らないブログで恐縮です。さて、火災事故の件ですが、私も新聞で、特徴的なファンネルを見て、どうみても四国フェリーだろ・・・と思っていましたが、やはりGELIS RAUHだったのですね。いつの間にMerak航路から転属したのやら。結局乗らずじまいで終ってしまい、ただただ残念な限りです・・・。

投稿: パクアン急行 | 2014年7月23日 (水) 00時38分

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