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2013年9月10日 (火)

急行クラカタウで行く、スンダ海峡③

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フェリー業界の総元締め?asdp社が満を持して投入したPortLink1、その中身や如何に!?

スンダ海峡で最大、最新、そして最もインドネシアが似合わない、PortLink1。船内には映画館あり、スポーツバーありの、超豪華仕様とは聞いていましたが、果たしてそれらは今どうなっているのでしょうか。期待を胸に、船内へと進んでいきましょう。

入って早々、いきなり驚かされるのが、案内嬢役、PortLinkガールの存在!(すみません、画像はありません・・・)乗船客は彼女に快くお出迎えをされるわけです。たかが海峡を渡る船に案内人もへったくれもあるかと思いますが、asdpのPortLink1にかける並々ならぬ情熱を感じます。おそらく、これを今後のMerak~Bakauni航路のフラッグシップとしてゆく構えなのでしょうけど、これに当たる確率なんて、何分の一なんでしょうねぇ。

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これで3等室!

しかし、もしこれに当たれば、乗船客はそんなASDP社の思惑から大いに恩恵を受けるわけで、VIPルームなどが完備されている他はこの設備で全席3等!デッキ部が極端に少ないこの船ですので、追加料金なしで冷房室を利用できるのです。

ただ、これだけ巨大な船体にしては、やはり多くのデットスペースがあるのも事実で、寝台・個室部分(元々設定されているのかは不明)は使えず、開放されているのは、おそらくコモンスペース的に以前は使われていたであろう部分だけ。ですから、座席も、大型テーブル付きのボックス席などが主体であり、座席定員は大きさのわりに少なくなっています。もっとも、元の大きさがあるので、そこそこ収容力があるにはあるのですが。

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ここが噂の映画館!見た目は本格的ですが。

さっそく、スンダ海峡初であろう、映画館へ。しかし入ってみると、完全に仮眠室と化していますね・・・。肝心の映画はインドネシアンミュージックのカラオケが流れていました。

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万引き防止ゲートまで付いていますが?

さて、その隣にあったPortLinkマーケットなるところに行ってみます。要するに普通の売店であり、品揃えも他のフェリー同様、カップラーメン(ポップミー)とお菓子と飲み物が並ぶだけ。しかしメンツに拘るインドネシア人、かたくなにも往年の施設をそのまま使おうと挑んでいます。だったら、マシなもの揃えろよと・・・。せいぜいasdpグッズとか欲しいですよねぇ。広いだけで、同じ商品がひたすら並べてありました。

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グッチだってよXD

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ユーロ表示も残存

またVIPルームなるものも設置されており、手入れはされているものの、金払っても使用不可とのこと。何のために整備したんだか。

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このようなVIPルームが数箇所も存在しています

そんなこんなで、船内を徘徊しているうちに良い席(横になれるソファー)は埋まってしまい、上の階へ。しかし、こちらの階は約半分が閉鎖されており、使えるのはレストラン部分だけ。それでもかなり広いスペースが取ってあり、客室に使うにしても十分ゆったりとしています。この階にもVIPルームは存在(名前はITルームとなっておりWifi完備で会議室として使える模様)していますが、やはり使用は出来ません。思うに、この船自体の存在が運輸省職員等、政府高官の接待用なのではないでしょうかね。

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私が落ち着くことになった2階のレストラン(スポーツバー)

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当然アルコールの扱いなどあるはずもなく、ポップミーとスナック菓子と飲料のみ;;

ちなみにレストランは先ほどの下の階にも存在しており、扱い商品はPort Link Shoppingと同じ・・・。

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下の階の方が本格的なレストランになっておりますが、冷蔵ショーケースも、コーヒーマシンもタダの飾り物に・・・ メニューも残存

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こちらのカフェテリアでは就航当時、マシンに残っていた?欧風コーヒーを提供していたらしい??このときは使用されていませんでしたが、サンバルなどが置かれているのを見ると、ナシゴレンくらいは作れるのか?

さて、朝飯を食べていなかったので、ボッタクリ承知で、ポップミーを購入。スポーツバーで食べるカップ麺というのは、なんだか非常に違和感がありました。その後はまだ寝足りないこともあり、そのままソファーをベットに就寝。途中でTitianMurniが撮れればいいやと思っていたのですが、またも2時間ちょいでMerakに着いてしまい、不覚にも逃してしまいました・・・。あー。

Merak着岸後は、13:15発の急行KALINAYAまで、フェリーウォッチングの時間です。なお、そちらの様子は前回の②をご参照下さい。

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KALIMAYA到着時、既にPatasMerakが入っており、機回し出来ない為、上りはお互いの牽引機をチェンジ

しかし、ここで問題発生。あのガラガラ急行KALIMAYAがこの日に限って満席だと!?(レバラン輸送でガラ空きでは逆に問題ですけど)まあ心配御無用、当然Merakからそんな乗車があるわけなく、RangkasBitungまでで発券してもらいます。RangkasBitungで鈍行に乗り換えてもいいし、TigaraksaでMaja始発のCommuterLineにもちょうど連絡するダイヤなので、一区間潜って、それに乗り継ぐも良し。

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Merakから乗るのはお初のKALIMAYA号

そして一通りフェリーウォッチングを済まし、KALIMAYA号で出発します。13:15、定刻発車。3人がけシートでゴロんとします。Ciregonで若干の乗車があるも、まだ余裕。やはり、利用があるのはRangkasからなのですね。

昼飯がまだだったため、食堂車に行き、食堂車のナシゴレンを購入。腹ごしらえの後は、寒すぎない家庭用クーラーのおかげで、快適な睡眠時間となりました。Rangkas手前で不思議と目覚め、降りるべきか、Tigaraksaまで行きべきか、検討するも、入線してホームの混雑ぶりを見て、降りる気が失せ、さっさと再び食堂車に潜入移動。もっとも客席を追い出されたKAIの職員もこちらのたむろしておりましたが、シラカン状態で何の問題にもなりませんでした。なお、この食堂車、通常はArgo車のものを使っているのですが、レバラン輸送に借り出されているようで、今日は黄色いK3車。ですから、冷房はほぼナシに等しく、サウナ状態。ですが、ラッキーなことに本来通過のMajaになんと信号停止!おー、こりゃいいと、隣のKFWに乗り換えた次第。やっぱ、乗り通しておいて正解だったと、このときは思っていましたが・・・。

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Majaに停車したKALIMAYAとKFW(Maja行き表示!)

ちなみに、乗り換えた先のKFWで、Serpong線遠征をされていたおっとっと様とバッタリ遭遇!いや~あの日は本当にお疲れ様でした!

KFWに乗ったら、なんだか疲れが急にドッと出た感じで、ぐったりだったのですが、それでいて、この列車、だいたい定刻には出たものの、Maja~ParungPanjang間の単線区間のダイヤが崩壊していて、全然進まない・・・。というか臨時RangkasJayaのダイヤ、全く考慮しないでCommuterのスジを引いてあるだろ・・・・。で、その臨時RangkasJaya Tanahabang行きに、Tenjo(だったかな??記憶が曖昧)で結構待たされた挙句、抜かれてしまい、しかもガラガラ・・・。そりゃ、KALIMAYAが行ったばかり(というか去年までの臨時スジはこのKALIMAYAのものだったのでは??)では、そこまで混雑するわけないか。Rangkasで乗り換えておくべきだったか!?まあこの区間、KFWで通るのは初めてですから、文句はありません。

しかしながら、TanahAbang到着時には17:30を回っており、Majaからゆうに2時間近くかかるという、最長記録(Bogor~Jatinegaraの乗り通しはやったことありませんので)をたたき出してしまいました。カーブだらけの単線区間といい、なんだか三峰口からの池袋行きに乗った気分;;まあでも、Merakがこんなに気軽に行けるようになったというのは、本当に時代は変わったものだと実感します。Majaでの乗り継ぎ技も、我ながら感動的でした。冷房ガンガン利かせた新車が止まっているなんて。ボロ客車の吹き溜まりなんていうBanten線も、昔話になる日も近いのかもしれません。

と、こんな感じで、急行KRAKATAU号で行く、フェリーウォッチング、モデルコースの紹介でした。少なくとも9月いっぱいはこのダイヤでKRAKATAUは走りますので、ジャカルタにお越しの際には、是非こちらにも足を伸ばしてみてください。

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