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2013年9月18日 (水)

ジョグジャで運用開始したBumiGeuris改、KRD ARS

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冷房搭載!日本製KRD、待望の営業運転開始!!

これまで幾度となく、当ページに登場してきたスカブミ線BumiGeuris改め、KRD ARS。マンガライ工場で改造され、メダン空港線への投入計画が白紙になってもなお、ジャカルタ周辺で度々試運転が繰り返され、その投入先が注目されてきたわけですが、結局古巣のスカブミ線に戻ることはなく、そのハイスペックな車内設備を生かすべく、また次期電化も噂されるSolo~Yogjakarta間の都市間快速で再起することとなりました。

※なおKRD ARSの画像は毎度お世話になっております、Adam様提供です。Terimakahi!

当初、7月中旬から、ラマダン・レバラン対応の臨時PramexAC(=Sriwedari)としてデビューする予定でしたが、最初の数日は走ったものの、車両不具合から早々に離脱。なおその代走には黄色い非冷房のKRDE Holecが入っていたようです。結局、車両整備はレバランにすら間に合わなかったようで、8月下旬になってようやく、再デビューを果しました。

これまでもお知らせしている通り、タネ車はキハ40系列に準じた日本製の通勤/近郊用気動車MCW302系。2扉又は3扉セミクロスシートの非冷房車両でした。それがマンガライ工場マジックで、特急車といっても過言ではない、2扉、冷房付きのエグゼクティブ仕様の車両に生まれ変わりました。当初投入予定だったメダン空港線の韓国製KRDEはどうも集団見合い式座席のようですから、いかにこの車両がデラックスなのかがわかるでしょう(その分座席定員は大きく減っているでしょうけど)。また同じSriwedariでも定期スジはボックスシートの赤いKRDE Holec ACですから、まさに乗り得列車。

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Before・・・

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After!!

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逆サイドから

車内は回転式のリクライニングシートがずらりと並び、背面にはフットレストまで備え付けてあります。当然、従来の非冷房Pramex時代(確か5000Rpくらいでしたかな?)からは値上がっているわけですが、それでもYK~SLO間、約1時間乗って10000Rp.ですから、かつてのJAK~BOO間のパクアン急行の感覚(距離はYK~SLOの方があるでしょう)で考えてもかなり、お安くなっています。当然定期列車は前述の通り、ボックスシートですから、それで妥当な運賃だとは思いますが。

Manggaraiからの配給時には残っていたARSロゴですが、運用開始にあたり、全て剥がされてしまったようです。しかし、逆にKAIの新CIと絶妙にコラボしたSriwedariオリジナルのロゴが側面に掲出されています。

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ロゴのセンスはまだまだ健在ですね

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車内には一部、Railinkロゴが残存しているようです

またメダン空港線対応に際して、便所の洋式化・男子用小便器化が行われているようです。そういえば基本的に垂れ流しが基本(ArgoBromoAngrekの専用客車のみ登場時はタンク式だったと聞いたことがありますが、今はどうなんでしょ)のインドネシアの鉄道ですから、これも相変わらず垂れ流しなんねすかね?書いていてふと思いました。タンク式にしたらしたらで、Dipoに汚物抜き取り設備も持たなければならないわけですから、やはり垂れ流しのままなのかな。

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KAIの車内では珍しい男子用小便器

このように内装面では見違えるようにグレードアップしたARS車両ですが、下回りはカミンズエンジンに換装されているというものの、ご老体であります。7月下旬にデビューできなかったもの、車両不具合が原因のようですし。せっかくここまでお金をかけてリニューアルしたのですから、末永い活躍を見せてもらいたいものですね。先日全車離脱した日本製のKRL Rheostaticが40年の長きにも渡り活躍を続けてきたのに対して、同時期に投入されたにもかかわらず全国で不具合続きのKRD。ジャワ島管内のKRDの整備を担当していると思われるBalaiyasaYogjaは一体どのようなメンテナンスをしているのかも気になりますが、もう少し力を入れてもらいたいなぁと思います。BumiGeuris用の残りの4両だかも、全然出場する気配がないですし・・・。

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運転台周りはほぼオリジナルのままで、車内とはだいぶギャップが・・・

◆Solo~Yogjakarta間(一部Kutoarjoまで直通運転)Pramex・Sriwedari 時刻表◆

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どうせ同じ料金払うなら、ARS充当列車に当たりたいですね

207 PRAMEKS SLO-KTA  5:30 8:00
KLB211A SRIWEDARI SLO-YK 6:00-7:13
209 SRIWEDARI SLO-YK 7:05 8:19
211 PRAMEKS SLO-YK 8:45 9:59
KLB 217A SRIWEDARI SLO-YK 10:10-11:23
213 SRIWEDARI SLO-YK 11:10 12:24
215 PRAMEKS SLO-YK 13:00 14:13
KLB 223A SRIWEDARI SLO-KTA 14:30-16:57
217 PRAMEKS SLO-YK 14:30 15:44
219 SRIWEDARI SLO-YK 15:45 16:58
221 PRAMEKS SLO-KTA 16:20 18:42
223 PRAMEKS SLO-YK 18:20 19:33
225 SRIWEDARI SLO-YK 20:05 21:18

208 SRIWEDARI YK-SLO 5:25 6:38
210 PRAMEKS YK-SLO 6:45 7:59
KLB 210A SRIWEDARI YK-SLO 8:00-9:13
212 SRIWEDARI YK-SLO 9:15 10:28
214 PRAMEKS KTA-SLO 9:40 12:03
KLB 216A SRIWEDARI YK-SLO 12:00-13:14
216 PRAMEKS YK-SLO 12:00 13:14
218 SRIWEDARI YK-SLO 13:00 14:13
220 PRAMEKS YK-SLO 14:40 15:53
222 PRAMEKS YK-SLO 16:45 17:58
224 SRIWEDARI YK-SLO 17:45 18:59
KLB 222A SRIWEDARI KTA-SLO 17:30-19:53
226 PRAMEKS KTA-SLO 19:00 21:23

太字:ARS車両で運転
取り消し線:運休中

YKには現在、SLO~YK向けに非冷房KRDE Holec(黄色い車両)が2本・非冷房KRD(紫色の車両)が1本、冷房KRDE Holec1本(赤色の車両)、冷房KRD ARS 2本が稼動可能な状態で配置されており、冷房2運用、非冷房1運用に対してそこそこ余裕のある布陣となっています。それなのに何故か一部運休となっており(ARSの臨時ダイヤと被っている部分もありますが)ます。需要のある区間なのですから、是非ともさらなる増発を願いたいものであります。

なお第6事業部が管轄する上記列車は、Commuter(冷房車はExective Commuter)扱い←但しきっぷ券面にはEkonomiと表示 になっているため、オンライン含め、事前予約は出来なくなっています(同じHolecACを使うくせに、事前予約できるExective Ekonomi扱いにしている事業部もあったりよくわかりません・・・)が、近年のKAIが掲げる、必要以上に乗客を乗せない方針に則り、Coommuterを名乗るものの座席定員制となっていますので、ご利用の際はご注意下さい。

また上記ダイヤ以外にSLO~YK間の快速として、Madiun発着のMadiunJayaAC(INKA製KRDIで運転)も2往復運転されているのですが、4月改正時点でのダイヤと照らし合わせると、Pramexに非常に近接する不自然なものとなっていますので、おそらくその後時刻変更が加えられているものと思われます。わかり次第こちらでお知らせしたいと思います。

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