« 週刊マンガライレポートVol.49 | トップページ | 週刊マンガライレポートVol.50 »

2013年8月17日 (土)

不定期更新 月刊デポック通信(8月分)

Dsc_0672
Rheostaticとメトロ6000系の巣窟と化すデポック電車区

マンガライレポートはおかげさまでまもなく50号!しかしながら、マンガライ工場への入場許可は依然として下りず、入れそうにないですので、橋の下からデポック通信をお送りします。※毎度Dipoへの入場に関して、快く迎え入れていただいております関係者の方々には厚く御礼申し上げます。


さて、冒頭の画像の通り、現在のDepok電車区は本当に、Ekonomi廃止により用途が消滅したRheostaticと離脱が相次ぐメトロ6000だらけといった感じです。まあ6000系のついては先月から引き続きですので、めぼしいものはありませんでしたが、こうしてRheostatic車両に再会でき、さよなら撮影会状態だったのは、大きな収穫でした。しかしながら、このようにしっかりパン上げされ、今にも動き出しそうな状態で留置されている中で、すでにPurwakartaへ廃車回送され、朽ち果てるのを待つのみになっている車両もあり、これらもいずれそんな運命になるのかと思うと、非常に切ないものがありました。なお、離脱したEkonomi用車両のうちRheostaticは基本的(状態の良いものを優先的に?)にDepok電車区に集められているようで、Hitachiの姿は確認出来ませんでした(おそらくBukitDuriに留置ではないでしょうか?)。また未だにHolecもそのまま留置が続いていることから、Rheostaticについても当分の間、一部はここでの留置が続くものと思われ、その間に少しでも風向きが変わり、廃車にならない道が見つかることを願いたいものです。しかし今年度中に次期譲渡車両がそれなりの数投入されるはずであり、そのときにはRheostatic及びHolecをどこかに疎開(Namboに疎開とかどうでしょう??)ないし廃車回送せねばならなくなるはずであり、近い内に大きな動きがありそうな気配なのも確かであります。いずれにせよ、このタイミングで電車区に入れたのは本当に幸運でした。

まずは事務所に挨拶して、ピットの中から探索開始です。

Dsc_0651
ここのところ姿を確認していなかった6134F、やはり機器不調で離脱していました

昨年度導入分のうち最後まで営業投入できていなかった3本は、現場スタッフの弛まない努力の結果、いずれも先月に運用開始に漕ぎ付けたわけですが、6134Fが再度離脱してしまいました。原因はやはり電子機器関連の不調(これまで補助電源系はMG意外はSIVと一辺倒で表記していましたが、ジャカルタにいる編成のうち6123F以降はDC‐DCコンバーターですね?)とのことですが、修復作業は日本の技術とインドネシアの現場力で鋭意進行中であります。またこれら不調車両のメンテナンス、並びに今後の車両メンテナンスの円滑化のため、一大革新が起きそうな気配もします。電車は信頼の日本製品をアピールする動く広告塔です。それがガタガタだったらどうします。先見の名ある企業さんなら、何をすべきかわかるはずです。いつもの繰り返しになってしまいますが、目先の利益に囚われては、いつまでたっても日本は世界で勝てないのです。

Dsc_0670
7122Fが全検棟に・・・

ピットを後にすると、あれれ。7122Fがまたこの位置に。ただ好調とは言い切れないのでしょうけど、とりあえず運用に差し支えはなさそうで、単なる機器の調整を行っていただけのようで、しばらくすると、午後出庫と思しきヤードに移動しました。

7122Fがこんなところに居るのですから、今入場中の編成はないのかと、庫内を覗くと、摩訶不思議な光景が。

Dsc_0934
マト52編成クハ203‐2

なんとクハ203‐2、1両のみがDepok電車区で全検中。残りはManggaraiにいると思うのですが、運用開始に向けて動き出したというのならば、朗報です。庫内にはかなりの数のホイールが置いてありましたので(ただ新品ではなさそうですが)、もしかしたら、車輪交換だけここで行い、残りの検査はManggaraiが担当するのかもしれません。ちなみに行き先は、以前、数日間だけDepok電車区に留置されていたときと同じ、上野行き。

炎天下の中、ヤードに繰り出して行くと、先ほど6134Fの隣でメンテナンス中だった103系E20+21編成が構内試運転のため、やってきました。ナイスタイミング。このブロワとブレーキ緩解のサウンドを聞いているだけで癒されますなぁ。

Dsc_0832
構内試運転を繰り返す103系E20+E21

7月下旬以来、かなりの頻度で登板機会のあるこの編成ですが、やはり朝夕運用が主であり、ご隠居の身。このときもE21側のスタッフは制御器と睨めっこしていましたので、だいぶ手を焼いているようですね。もしかしたら103系、次の全検はないかもしれません。何せご老体に加え、Rheostaticなき今、最後の鋼製車ですから、一気に後継車が入れば、お役御免になるのは当然の成り行きと言えばそれまでです。そこの社長さん、唯一の戸袋窓付き103系買い戻しませんか?動態保存もなんとか可能ですよ(笑)

Dsc_0857
103系つながりでE22編成

このように来年にはもう見れないかもしれない、ジャカルタの103系ですが、事実上すでに離脱が始まっています。詳細は過去記事参参照ですが、床下機器不具合から春先から離脱し、BukitDuriに留置されていたE22編成、先月のデポック通信のとおり、こちらに回送されています。Depokに戻っている画像は久々ですので上げておきます。隣のRheostaticは例の倉庫代用クハ+クハでしたので、なんとか快速東京幕側が撮影できました。今後MGが6000系に供出されそうです。

Dsc_0868
ついでにE27編成も

以前、Bogorで奇跡の通電シーンを拝んだE27ですが、復活への希望の光はもろくも打ち砕かれ、すでに床下機器が一部もぎ取られた姿で留置中。おそらくこの編成から6000系へMGの供出がなされたものと思われます。一時はE27の復帰計画があったのは事実なのでしょうけど、長い目で見たら6000系の玉数を増やした方が得策と判断されてしまったのでしょうね。2年前の全検明け後、ほとんど活躍の機会がなかったE27編成、MIZONE CMへの出演が最後の花道だったのかもしれません。

Dsc_0804
離脱車ゾーンの面々たち

予備車が限りなく少ない現在ですから、この時間帯止まっている車両のほとんどが離脱車。定番のJALITAは相変わらず定位置に止まっていました。隣はやはり離脱中の6111F。以前は抜き取られた中間車がいたエリアにはRheostaticの4+4の2本が留置中。いずれもパン上げしています。そして画像真ん中の線に抜き取り中間車が20両近くを1列にデーンと並べてありました。これはこれで壮観でしたが。

Dsc_0714
そんな中、6712,6812のみ、ポツンとこちらに留置中

何か意味ありげな置きかたですが、これが物語るのは一体??

Dsc_0840
103系の脇を通過する東葉1091F

そうこうしていると、1091Fが朝の一仕事を終え、床下機器清掃のため、戻ってきました。車両運用が切迫している中でも、このような定期的な月検査などはしっかり行われており、6000系の大量離脱というナーバスな一面もあるものの、その他においてはこうした予防保全で高い稼働率を誇り続けているのです。

最後に、検査明けピカピカの6115Fをと行きたいところですが、前回の更新で上げてしまっているので、別の角度から。まさに世代交代を物語るようなワンシーンですが、新世代を担うべくメトロ6000系は大先輩のRheostatic様に挟まれて、恐縮しているような感じがします。

Dsc_0742
Rheostaticを挟んで塗装車になった6115Fとラッピング車の6105F。 色彩はやはり変わります。

この他にも離脱中のメトロ6000系が留置されているわけですが、いつもと代わり映えがしませんので、最後に離脱車の状況をまとめることとして、画像は割愛します。

残りはRheostaticさよなら撮影会

なお、時間と暑さの都合上、Ekonomiの車号は基本的に控えておりませんのでご了承下さい。

Dsc_0766
4連で留置されていたK3 83102F

Dsc_0710
ステンレス車と鋼製車の並び。いずれも8連のままで留置

Dsc_0888
三者三様の3本。順光じゃないのが惜しい・・・。

Dsc_0921
改造線(通称)にもRheostaticの姿が。そしてHolecは前回から動きなし。

ちなみにこの後ろに繋がっていたのがオール2ドア76年製K3 76108Fであったのですが、なかなか撮りにくい位置であり、唯一の心残りでした。是非ともこれは保存して頂きたいですね!

【TM6000系離脱車一覧】

6105F:SIV等故障 MGに換装予定(1機搭載?)
6106F:SIV等故障 5号車を6507(MGに換装済み)と差し替え(MG1機で暫定運用中)
6107F:SIV等故障 MGに換装(6507を203系、6607を103系から?),6507を6106Fに供出し6506を組み込み(MG1機で暫定運用中)
6111F:SIV等故障
6112F:SIV等故障 全検予定(BYM)
6113F:SIV等故障
6115F:全検終了(DPK),SIV故障?
6126F:車輪交換 全検中(BYM)
6134F:SIV等(DCDCコンバータ?)故障 改修中(DPK)

抜き取り中間車は動きがないため割愛します(部品取りが激しくなり、メトロ車の10連化はなさそうです)。





|

« 週刊マンガライレポートVol.49 | トップページ | 週刊マンガライレポートVol.50 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

6000系、補助電源装置の件、調べてみました。

いわゆる後期形グループ(6022~)は全てと前期形(6008~6010)はDC/DCコンバータですね。新製冷房車は新製時から、冷改車は冷改時に搭載されています。尚、日本に残る後期形更新車は更新工事の際にSIVに積み替えています。上記を除く前期形グループは冷改時にSIVが搭載されています。

ちなみにこの分類は根拠がありインバータ制御の冷房(角型のキセ)はDC/DCコンバータ、ON/OFF制御の冷房(丸みを帯びたキセ)はSIVという形で分けられます。

投稿: 台鐵武士 | 2013年8月18日 (日) 13時53分

<台鐵武士様

コメントありがとうございます。私も某百科サイトでお勉強をしていました。仰るとおりで、ジャカルタに来た後期型グループは更新がされていませんから、完全に前期型と後期型で分けることが出来ますね。となると6134Fの除いて、綺麗にSIVの初期型に不具合が続いているというのも納得がゆきます。6126Fは車輪由来の離脱ですし。

投稿: パクアン急行 | 2013年8月19日 (月) 00時31分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1701705/52887505

この記事へのトラックバック一覧です: 不定期更新 月刊デポック通信(8月分):

« 週刊マンガライレポートVol.49 | トップページ | 週刊マンガライレポートVol.50 »