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2013年6月25日 (火)

Jakarta Monorail Exhibition始まる その1

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22日にはジャカルタ486周年記念の宴が盛大に執り行われました

先週土曜日22日、ジャカルタ生誕486年記念祭に合わせ、準備を進めていたMonorail Exhibitionが始まりました。来月14日までの開催です。なお、じゃかるた新聞初め各種メディアでは、ジョコウィ氏肝いりの中国北車集団、長春軌道製、JakartaMonorailパビリオンだけ宣伝され(新聞各社にカネが流れているような!)、一切といっていいほど宣伝されていない自国生産であるINKAモノレールのパビリオンもありますので、是非INKAブースにもお立ち寄りください!何故かって?だってJakartaMonorailのパビリオン、茶番も甚だしいのです。言っているだけで遅々として進まないモノレール計画への不信感を払拭するための工作行為としか思えない。だったら初めから妄想力100%で乗り込んでくるINKAの方がまだマシです・・・。

というわけで、さっそくJakartaMonorailのパビリオンに行ってみましょう。

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日曜日とあって、大行列です

ICカードモドキを受け取って、いざ内部へ(前回お知らせの時点では屋外展示の雰囲気でしたが、なんと完全密閉で、モノレール車両の外観はほとんど見れません!←ここがミソ)。

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何気に力が入っているわけですが・・・、実は看板だけで中身はスッカラカン

とにかく映像や光を駆使し、情報云々よりも、感性に訴える展示といえるでしょう。だって、これ、ジャカルタモノレールに関する展示はほぼなし。せいぜい路線図が紹介されているだけで、工事の概要とかルートとか、たいていありそうなものは一切ナシ。そして全ての映像は長春製車両が使われている中国各地の“MRT”やモノレール、はたまたバンコクBTSのプロモーションビデオが延々と繰り返されるだけ。まあ趣味者にとっては非常に興味深いものですが、一般客はきっと、これがジャカルタの未来だと騙されてしまっていることでしょう。せめてモノレールだけにしとけよって感じです。

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只今、広州地下鉄の紹介中

しかし信号システム関係も長春が受注したのでしょうかね?ここまで言っておいて、またtjやKCJがドイツからの黒い金(?)で導入した遊園地のグルグルバーだったら訴えますよ(笑)

そしてようやくJakarta Monorailが出てきたと思ったら・・・

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前回こちらで、このモノレールを紹介したときには当方も騙された張本人でした

実はこれ、西船Junction.com管理人様によると中国、長慶モノレールということなんですね・・・。タイムリーに情報頂きましたPierre2427様には厚く御礼申し上げます!

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こちらが今回ジャカルタ入りしたものと同型車両 撮影 Pierre2427様

というわけで、この後お目見えする実物車両(決してモックアップではないぞ!)は長慶のモノレールをそのまま持ち込んでいるというわけなのです。レールも出来ていないのに、車両だけやってきて変だよなぁ、とは思っていたのですが、そういうカラクリだったわけです。まあこのタイミングで実物車両というのはおおよその人が信じられないわけで、逆にメディアはこぞってモックアップと宣伝してしまっており、主催者としてはそこの当ては外れてしまったわけですが。

そしてこの先、いよいよ現物車両とご対面!と思いきや、待っていたのはNゲージ;;

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これまた結構凝ってます

路線を一応忠実に再現しているっぽいですね。GoogleMapか何かを上手い具合に写しています。しかもよく見ると、列車が走っています。

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あれ?E231-500じゃないですか

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こちらは205!(暗くて帯の色がよくわかりませんでしたが)

しかし日本は現物でもう勝負できないみたいですので、模型をもっと海外型作って(作らなくても色変えで;;)売り込むしかないですね!

さて、205系を見てにんまりした後はいよいよモノレール車両へ。

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停車中のモノレール

あれ?塗装がこの前と変わっている・・・。さすがに長慶そのままではまずいということだったのでしょうか。元の青帯の部分と車番は白いステッカーで隠してあり、変わりにブロックパターンのジャカルタ色?に急遽張り替えられています。さらにパビリオンいっぱいに停車しているために、事実上側面しか見ることが出来ません。警備員がかなり配備されており、撮影にうるさいかと思っていましたが、特にお咎めはありませんでした。

さっそく車内へ。

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インドネシアではもうお馴染みのマッシュルーム

長春には日立が技術供与しているとのことで、スッキリした日本的なデザイン、というかそのまんまであり、車両自体には好感が持てます。インドネシア導入分も、これで十分です。変な注文を付けたり、小細工はしないで下さいね・・・。

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もちろんドア上には

鉄道だって黙って日本から車両を買い続けていれば、今頃コレくらいの装備は付いていたでしょうに・・・。

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05系のように異常情報だらけ

運転台もカーテンが開いており、覗くことが出来ました。本当にホンモノなんですね・・・。

ロープの下をくぐってこっそり撮影

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なんと前面に行先表示中!

嫌漢体質の運輸省が怒っちゃいますよ。江北機場行き??

ホームでは長春製車両の模型がお情けばかりに展示中。

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長慶モノレールもあります

しかしホームに停車中のモノレールとこの長慶の模型との関連性は一切紹介されておりません。せめて、この車両と同型ですとか、案内をしてくれれば良かったのですが。

そして最後の極めつけがこちら。

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多摩モノレール、そして右側には・・・

どのデザインが好みですか?のアンケートのようなのですが、右側の2つって、米ディズニーランドの園内モノレールではないか・・・。右下とか確かカリフォルニアの初代のやつですよね?こんな60年代のSFに出てきそうなのは勘弁・・・。しようがないので苦渋の決断で多摩モノレールにしておきましたが、ざっと見て多摩は最下位。日本跨座式だったら、せいぜい大阪とか北九州にしてもらいかたっかですね。何故インドネシア人感覚とかけ離れたのっぺらぼうのチョイスしちゃったんだかねぇ~。

と、まあ長春、JakartaMonorailパビリオンはこんな感じでした。子どもや鉄道ファンには十分楽しめる内容でしたが、イマイチ趣旨がわからんパビリオンであることは確かでしたね。長春車両をアピールするなら、それでわかりますが、関係者向けの展示なわけでも無く、誰が得をするのだろうといった印象でした。やはりそうなると市民のモノレール、強いてはジョコウィ知事への不信感払拭のための工作行為とした見えないんですよねぇ。MRTを差し置き、モノレール建設を優先的に行うという姿勢を崩さないジョコウィ知事、裏には一体何があるのでしょう。2度目の失敗は許されないということでしょうか。

※Jakarta Monorail路線概要

ブルーライン:Kampung Melayu~Casablanca~Karet~TanahAbang~Taman Anggrek(約13.5km)

グリーンライン(環状線):Casablanca~Gatot Subroto~Plaza Senayan~Palmerah~Karet~Dukuh Atas(約14.3km)

2016年開業予定

公式サイトはこちらから。
http://jakartamonorail.com/

INKAパビリオンに続く

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コメント

はじめまして。ブログ開設当初から拝見しております。普段より最新情報を提供していただき有り難う御座います。

これが、ジャカルタモノレールの展示会ですか。工事計画、路線概要の説明は無し。中国、タイの鉄道の画像を見せるだけ。
何の為にやっているでしょうかねぇ。
>開業予定2016年
あと3年だけ。今直ぐ着工しても、それまでに開業出来るのでしょうか。
そもそも、モノレールも都市鉄道も何故、未だに着工すらしないのでしょう。採算は取れると思いますけどね。

投稿: | 2013年6月25日 (火) 06時54分

はじめまして、いつもご覧頂きましてありがとうございます。

ジャカルタのモノレールを初めとした軌道系システムが遅々として進まない最大の要因は、日本のローカル線がバッサバッサと切られているのと根本的には同じで、要は世論・及び政府が鉄道整備に関心がほとんど無いというところですね。鉄道=赤字を垂れ流すというのが世の常識ですから、建設の機運が高まるわけがありません。まあだからこそ、KAIの社長さんはそれを覆すためにも強行施策を続々と打ち出しているとも言えますが・・・。そして何故廃止してしまった/あのとき作らなかった、と言って後悔するのもまた同じであります。

まあジャカルタの場合、あまりにも人件費や余計なところにカネがかかる上、運賃も運輸省令で正当な金額を設定することが出来ないこともあり、採算にのせれるかはまだまだ不透明ですが。

また2000年前後のアジア通貨危機を未だに引きずっているというのもあるでしょうね。もしあれが無ければ、今頃ジャカルタの公共交通システムはもう少しマシに整備されていたでしょうし。

※恐れ入りますがハンドルネームの記入をお願いします。

投稿: パクアン急行 | 2013年6月26日 (水) 00時44分

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