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2013年6月18日 (火)

祝!C-NEWS開設1周年記念第一弾 103系E27編成Bogor電車区にて復活に向け着々準備中!

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103系濃度の高いBogor電車区 実は倉の中では・・・

おかげさまで、本日当ブログ開設1周年を晴れて迎えることが出来ました。思えばこの1年色々なことがありました。電気機関車BonBonの復活に始まり、メトロ6000の水切り、その後は一段落する間もなく、今度は構内商店VS KAIの衝突・・・。そして、相次ぐEkonomi列車の冷房化、そしてTMG6000の組み換え。本当に日々めまぐるしく変わる、ジャカルタの鉄道風景。一息すらつかせる隙を与えません。次の1年は何が起きるのでしょうか。今後もジャカルタのアツい今を極力レポートしてゆきますので、よろしくお願いいたします。

掲題のとおり、先日DipoDepokからDipoBogorに回送されていた103系E27編成。ご存知の通り、2011年9月下旬に東海色第一号としてManggaraiを出場したものの、その後の酷使がたたってか、12月に床下から発煙。それ以来、Depok電車区の片隅で休車状態。もはや朽ち果てるのを待つかの如く、野ざらし状態が続き、もはや命脈尽きたかと、絶望視しておりましたが、ここにきてのまさかのBogor入場。通常、故障後の復旧(ましてや1年以上に及ぶ離脱の後です!)はManggariが担当するのが常ですが、このようにして、今回103系はBogor電車区に送られ、復旧プランが実行されることとなったのです。Bogor電車区には以前からK3車も含めて103系、都営6000系等Rheostatic系統車両を中心に配置されてきましたから、その道のプロフェッショナルがいるということなのでしょう。

ですが、ここまで長期に離脱し、しかも状態も決して良いとは言えない状態だっただけに、ここに来ての復旧と聞いたときには正気かよ?と半信半疑でしたが、ちょうど本日、Bogor電車区に入る機会がありまして、現状をお知らせいたします。聞いて驚かないで下さいよ。

裏門からピットに入ると、これはまさか。

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E21+E22は留置線でお休み中

なんと103系のブロワ音がぶぉ~んと響いているではありませんか!E21かE22編成が交番検査でもやっているのではと、思っておりましたが、外に目をやればE21+E22は留置線でパン下げ。今日は終日予備の模様。そしたら、もうこの音はE27でしかないのです。

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E27通電中!

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JABOTABEKマジックは今だ健在だったのです!

担当者の話によれば、故障したのは高圧のラインブレーカーの動作不良で、それが原因で発煙していたとのことですが、既にそちらの改修は終了しているとのこと。そしてその他の部分についても、現在整備中だが良好とのこと。Depokでの状況を知っていれば、なおさらこの目の前の現実を疑いたくもなりますが、氏が言うのですから間違いは無いはずです。不完全な状態で、通電させたらそれこそぶっ壊れてしまうはずです。驚くべきことに冷房もすでに入っており、扇風機もぶんぶん回っておりました。1年半の空白がまるで嘘のよう。

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103系で唯一つり手が交換され、特徴的な車内雰囲気のE27。 他編成には波及しませんでしたね。

まだ出場時期はわからないが、おそらく4連のままFeeder運用に就くだろうとのことです。ここまで放置プレイしてきた車両を、突如整備に入った背景には、いつ壊れるかわからないKFWへの不信感がかなりあるのではないでしょうか。でなければ、いまさら用途のほとんど見込めない4連をメンテナンスするわけがないはずです。まあ当然、BukitDuriで離脱中のE20も復旧させれば以前のように8連2本が組めるわけですが。

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Depokでの長期留置がたたり、運転台は粉塵まみれ。 まさか通電しているとは思えない雰囲気・・・。

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こちらではコンプレッサーの整備中

しかしながら、いずれにせよKAIの現場スタッフの技術力には改めて脱帽せざるを得ません。そしてなにより、日本の車両を大切に扱ってくれてありがとう!こんなに素晴らしいチームを持っているのですから、本来ならもっとジャカルタの鉄道は良くなるはずなのです。しかし現実そうはなっていない。何故なら決定的に欠けるものがあるのも事実だからです。そういう部分はもっと日本が積極的に支援してもいいのではないでしょうか。

既報の通り、今年度、日本からインドネシアへのパッケージ型インフラ輸出の大型借款が締結されています。鉄道ではBekasi線の電化延伸、さらに複々線化等が盛り込まれています。しかし、それ以前にやるべきことがあるでしょう。電化したところで、電気が足りません。車両が足りません。オペレートする人材がいません。30年前から何も変わっていませんね。

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E27編成復活への期待に胸を膨らませながら、後ろ髪引かれる思いでDipoを後にします

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コメント

パクアン急行様、ブログ開設1周年おめでとうございます。
また、いつもKCJ管内の情報はもとよりインドネシア国内の交通関係について拝読させていただき、どうもありがとうございます。
近年、メトロ軍団などのKCJ譲渡により、103系の出番が少なくなり、4年ぐらい前には4両編成1本がKRDEへの改造計画が浮上したり、昨年9月のジャカルタ訪問時においては、全ての編成がDipo Depokで予備状態ということで営業シーンを見れずじまいと、103系の去就が注目されていましたが、ここに来て103系が営業に就いたり、修繕が実施されるなど、103系ファンとしては嬉しいかぎりです。
また、ちょうど2年前から昨年にかけて塗装変更された東海色も103系の活躍が多くなるに従いジャカルタの街にふさわしいシーンとして板につくのではないかと思いますが、またまた次回の検査時期も迎えつつありますので、そろそろ新たなデザインも考えたいところです。
この他、かつて実施された期間限定の広告電車Mizoneなどの登場にも期待したいところですが。
今後ともジャカルタからのレポートを楽しみにしております。

投稿: 井上 | 2013年6月18日 (火) 10時50分

こんにちは、このたびはブログご開設1周年誠におめでとうございます!
今やジャカルタとインドネシアの鉄道事情に関心を持つ者にとっては
なくてはならない圧倒的情報源として、ますますのご発展を祈念して
おります!
同時に、前回のマンガライレポートでも触れられておられましたが、
ジャカルタの電車は危険などというのは確かにとんだ偏見ですよね!
確かに屋根乗車の破天荒さや投石などはアレかも知れませんが、一般民
向けの乗り物だけに観光・ビジネスマン狙いの悪党は寄ってきませんし、スタッフや車両の奮闘ぶりを見れば、東南アジア最大の鉄道シス
テムとしてもっと注目されても良いと私も思います (タイの国鉄なんて、
2〜3時間の遅れが当たり前だというのに、旅行者向けに推奨されてい
るほどですから……)。
 
 それはさておき、ここにきて103系復活の動きが加速しているよう
で、本当にめでたい限りです! 個人的にはラマダーン明けに再訪す
る予定ですが、103系が走ってくれさえすれば昨年の雪辱を果たすこと
が出来ますので……(笑)。

 いっぽう、バンテン線客車列車の冷房化については腰を抜かしまし
た。いくら電車のエコノミを全廃にしても、スルポン=バンテン線で
はそれなりに頻繁にエコノミ客車が来ることから、エコノミという運
賃カテゴリを無くすことなど出来ないはず……と思っていたのですが、
まさかいつの間にか冷房設置工事がそこまで進んでいたとは!
 通勤形腰高ボロ客車を使ったMerak Patas、及びそれに連なる運用
を冷房化できるのかどうか、興味津々でもあります……(単にデッキ付
き冷改車に置き換えるだけかも知れませんが)。

投稿: おっとっと | 2013年6月18日 (火) 12時04分

パクアン急行様  
ブログ開設一周年おめでとうございます。
マンガライレポートなど各種情報を毎号たのしく拝誦しています。ニュースの速報性、ファンの誰もが興味を持つ広範な題材、鋭い視点での切り込み、歯切れの良い文章 等 どれも お見事・流石・よくぞここまで・脱帽 です。
最近のJABOTABEKは嘗ての様なバラエティに富んだ塗色が集約化されてやや面白みに欠けると言えなくもないですが、そろそろ全検を迎える車が次どんな顔で出場するのか楽しみです。それから今日は103系来るかな?と期待して駅に行って、来た時のうれしさと 来なかった時のガッカリの落差が大きいですが、それはそれで「よしまたトライしよう」という意欲に繋がるわけで、実に103系は撮影欲を刺激してくれる”いいヤツ”です。 
二年目に入りましても従来同様の充実レポートを楽しみにしています。引き続きのご活躍を祈念しております。

投稿: T-シェル | 2013年6月18日 (火) 19時39分

祝!ブログ開設1周年!!心よりお祝い申し上げます。

インドネシアに興味を持ち、このブログで我慢が出来なくなり渡ってしまい、そしてハマッてしまいトンボ帰りしてしまったのも管理人様のお陰です。

それにしてもE27の状態を見た者としては通電すら信じられませんが
写真を拝見して涙が出そうになりました。
劇的に変動し続けるジャカルタの鉄道の熱いレポをこれからも楽しみにしております。

投稿: 茶 | 2013年6月18日 (火) 19時46分

パクアン急行さま
ブログ開設1周年おめでとうございます

いつもタイムリーな現地情報を公開していただき
誠にありがとうございます。

ホントに毎日更新記事を楽しみにしています。
そしてここにきて103系の復活劇~
もう旅立ちの気持ちをかき立てます。

ここのブログのお陰で自分もジャカルタの
103系に出会えたし、今があります。
入門から好意的に対応してくださったパクアン急行様
重ねて御礼申し上げます。

今後ともよろしくお願いします。

投稿: Mr115 | 2013年6月18日 (火) 22時38分

<井上様

ありがとうございます。思えば今の私があるのも、井上様に様々なご教示を賜ったからこそ。もう何年経ったのでしょうか。マンガライ駅で、あのときお会いでき、お声がけ頂きまして、本当に感謝、感謝です!

私もジャカルタに首を突っ込んだ最大の要因はやはり通勤通学でお世話になった武蔵野線の103系です。長らく103系は予備車的位置でなかなか表舞台に出てきませんでしたが、他編成の不調などもあり、このように再登板してくれるのはうれしい限りです。当然、不調車両に関しても憂慮すべきことですが。ともあれ、いつ何時再び予備に戻るかもしれない103系ですので、記録出来るうちに記録しておくに越したことはなさそうです。

また当地でお会いできる日を楽しみにしております。103系と共に待っておりますので(笑)

投稿: パクアン急行 | 2013年6月19日 (水) 00時26分

<おっとっと様

毎度のご訪問ありがとうございます。更新頻度が一定しておりませんで、お手数おかけしていると思います。

そうですよね。鉄道レベル的にはインドネシア>越えられない壁>タイだと思っております。近年、電化区間の急速な拡大で、伸びているマレーシアというのもありますが、本数なんて微々たるもの。それで遅延・・・。それに比べて、これだけの列車本数を捌き、始発時点では定刻、終着、よほどの事故・災害・故障がない限り、まあ許容の範囲内で収まるインドネシアの鉄道は、やはり東南アジア内では群を抜いていると思います。何しろ、鉄道車両を自国で生産出来るのですし。だから本来はもっと注目されてもいいと思うのですがねぇ・・・。

私もバンテン線の冷房化にはビックリです。都市近郊のEkonomiLocalは地方には非冷房KRD、KRDEがいるわけで、当然ここの列車も非冷房で残るものと思っていました。社長は本気ですね・・・。冷静に考えれば、インドネシアに似合わぬこういう豪腕社長も、必要なときなのかもしれませんね・・・。

投稿: パクアン急行 | 2013年6月19日 (水) 00時37分

<Tシェル様

脱帽・・・だなんて、まだまだ全然ダメですよ。よくよく見れば誤字脱字だらけ。毎回代わり映えのない文章で恐縮です。

そうですね。今から5年くらい前が趣味者的には一番面白いときだったのではないか、と私も思います。しかしながら、このように本数が増えた今は、塗装が統一されてくるのも致し方ないのかなぁとも思います。しかし塗装は全て電車区の職人技ですので、よく見てみると1編成1編成微妙な違いがあり、それを観察するのも今や楽しみの一つとなっています。

それでもなお103系の存在感というのは大きいですよね。運用されていると聞くと、他編成も含めて俄然撮影欲が上がります。毎日動くのではなく、気まぐれに、しかも全日は動かないというのが、またいい立ち位置をしていると思います。まさかの運用に入っていて、すれ違ってしまい、そのままDipo入庫・・・、なんてのもまあいい思い出です。

今後ともよろしくお願いします。線路際で発見したときは是非お声掛けください!

投稿: パクアン急行 | 2013年6月19日 (水) 00時50分

<茶様

こんばんは。当ブログが散財を助長してしまったんですね・・・(笑)是非、3度、4度と訪問して頂き、日々変化するジャカルタを体験なさって下さい。

103系E27編成の復活、もう脈なしかと、誰もが思っていた矢先の、この復活劇は本当に涙モノですね。またのお越しを待ちしております!

投稿: パクアン急行 | 2013年6月19日 (水) 00時57分

<Mr115様

ブログを立ち上げた当初はまさかここまで忙しくなり、またここまで深入りするとは思ってもいませんでした。ひとえに皆様の応援とご協力の賜物です。本当にありがとうございます。またここまでジャカルタ需要が高いとも思っておりませんでした。

やはり、それもこれも103系のおかげでもあります。103系にはこれからもジャカルタのマスコット的存在として、このジャカルタの知名度向上に一役買ってもらいたいものです。

こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: パクアン急行 | 2013年6月19日 (水) 01時05分

こんばんは。

遅くなりましたが、ブログ開設1周年おめでとうございます!
最初にこのブログを知ったのはkucing様のリンクからでしたが海外の鉄道の細かな情報を知るには日本国内に居住しているとどうしても限界があり、今やインドネシアの鉄道・バス情報を知るには欠かせない存在になりました。


私の周りでも、こちらのブログを通してインドネシア始めアジアの鉄道に関心を持ち始めたという方もチラホラいたので、国内で完結しがちだった日本の鉄道マニアの目線を海外にも向けさせているという点では、このブログの役割は大きいのではないかと思います。
今後とも現地在住の強みを活かした情報発信に期待しております。

投稿: 野津田車庫 | 2013年6月19日 (水) 22時47分

<野津田車庫様

いつもコメントありがとうございます。

鉄道ファンに限らず、とにかく日本人は対外的に視野を持たずに、ことさら近年は若者が海外旅行すらしなくなっています。少しでも、その変化に役に立つことが出来ているなら、私も更新し甲斐があります。

今後ともよろしくお願いします。ちなみに野津田車庫という響きを聞くと、いつも生まれ故郷を思い出してしまいます(笑)

投稿: パクアン急行 | 2013年6月21日 (金) 00時30分

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