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2012年12月10日 (月)

Dipo Bis Jepang

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告知の通り、マンガライレポートはお休みですが、先日こんなところに行ってきました。接待の都合で、日没までに間に合うかと際どいところでしたが、Angkotに揺られること30分ギリギリセーフでした。

以前バスの車掌に廃止路線に入っていた車両はどこに行ったのか尋ねたところ、車庫の場所を教えてくれた(といっても地図に弱いインドネシア人の言うことなので全然当てにならない)ため、ゴルフなどでこちら方面に仕事に出る際にはついでに探していたのですが、見つかりました。

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ちょうど夕方出庫の名鉄車が出てきました。しかし今や2系統しか保有しない(たぶん)ここのバス。全くルートとかけ離れたこんなところに何故車庫を構えているのだろう・・・。当然鉄道駅からなんかはかなり離れていて、駅からのAngkotも直通しておらず(Kebayoranあたりからは若干あり?)、言うならばDepokとSerpongの間くらいでしょうか。

しかし予想していたよりも立派な車庫でびっくりしていまいました。しばしば見かけるジャカルタのバス(特にミニバスの類)は車庫を持たず運転手の自宅かその近くの道路に路上駐車で夜を明かします。これは運転手はバス会社から車両をリースし、それを差っ引いた運賃収入が手取りになるわけです。一応、バス会社の本社のようなものは見かけても、酷いもんなのです。

ですが、日本の中古バスも使用しているPPD社のこの車庫は正にDipoというに相応しく、守衛さんに挨拶し、一歩足を踏み入れると、どこかの電車区に入ったような錯覚に陥ります。まずは整備場に案内されまして、どうやらここのボスのようなおじさんが出てきました。そして開口一番、3年前から部品の供給が止まっちまって、整備が出来ないんだ!と泣きついてきました。そんなこと言われてもねぇ。悪いのはインドネシア政府なんだから、日本人に泣きついたって、法律までは変えられませんよ。本当になんとかしてあげたいし、気持ちはわかるのですが・・・。ホント政府のアホさ加減には本当に呆れさせられますね。それでいてメンテナンスがなっていないとか難癖つけてんだから。まあそれを名目に環境性能度外視のインドネシア製のボロバスを売りつける気なんだろうけどねぇ。

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まずはキュービックがお出迎え。見た感じ、45系統UKI~BlokMの名鉄カラーが所属しているDipoのようで、43系統はここでは無いようです。しかもとうに廃止されている(?)P41系統(←今朝、先日コメントを頂いた茶さまのブログを拝見してびっくり仰天!)がかなりの台数放置されており、衝撃的でした。私としては最近まで動いており、おそらく最大数を誇っていたであろう46系統の行方が気になっていたので、残念でしたが、奥に案内されるにつれて、濃いぃ世界が広がっておりました。

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まず目に入ったのが、名鉄カラーの神奈中エアロスター!基本的に再塗装されてもオリジナルカラーが踏襲されるのが慣わしですが、赤と白の名鉄カラーはよほど好まれているようで、出自に関係なく、45系統運用車はそれで統一される傾向があったようです。以前私がアップした画像に中扉が4枚折り戸の名鉄車が含まれていましたが、どうもあれ、詳しい方によると実は都営車とのことで、名鉄カラーに塗り直されているとのことでした(お詫びして訂正申し上げます)。今は運用に就いていませんが、整備予定とか?一応45番でしたし。

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その手前ではメンテナンス中。いすゞの・・・でしたよね?型番ご教示下さい・・・。整備場の奥にはもっとbanyakだよ~、ってなわけで足を踏み込むと。部品取り車と化している、P41系統のバスたち。廃止系統のバスは廃車されたなんて話も聞きましたが、朽ち果てていくとしても、単にスクラップされるわけではなく、仲間たちを共に支えているんだなぁとわかり安心しました。実は某所にピカピカの中古車も隠されているのですが、このようなヘリテージ感抜群のバスたちもいいですねぇ。

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かつてはそこそこ見られた西日本車体工業ボディの京都勢もこのような姿に・・・。また今や現地車に置き換えられている41番以外の系統表示のものも散見されました。そして妙に広すぎるこのヤード。雑草すら生えず、しっかりブロックで整備されているのですが、今の保有台数からしたらここが半分も埋まることはないでしょう。かつて中古車が一世を風靡した時代があったんだろうなぁとしみじみ感じると同時に、DipoDepokの未来を暗示しているような気がしないでもなく、なんとなく寂しい気持ちにもなりました・・・。くれぐれも電車は馬鹿な政府に翻弄されて、ここの二の舞を演じないで欲しいですね。

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兵どもも夢のあと・・・なのか気になるこの広大なヤード。

そんなことをしているうちに日没となってしまいましたので、今日のところは引き上げることに。

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いやぁ、しかしここのDipo、謎が多すぎますね。こんなしっかりした詰め所なんてインドネシ
アが作るのかしら??

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BukitDuriで言う、区長室(?)もしっかり建設されており、その手前には立派な礼拝所が・・・。

まさか日本が建設に絡んでいたりしませんよね??

すっかり暗くなってしまいましたので、後ろ髪引かれる思いで、ここを後にします。

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コメント

うわ~!さっそくのレポにビックリです。
素晴らしい光景ですね。是非御一緒したかったです(笑)
部品の供給が出来ないのでしたら可動も後数年・・・・なんでしょうね。

バスの形式は聞いておきます。

投稿: | 2012年12月10日 (月) 20時40分

次回訪問時はお邪魔したいです。名鉄カラーの富士重工は日産ディーゼルU-UA440LSN 元相模鉄道かなあ

投稿: おがわ | 2012年12月10日 (月) 23時05分

<茶さま

私もちょうどこの週末に見つけまして、本当にビックリでした。私も中古バスを撮るなら早いうちが良いと確信した次第です。しかしながらARGA MASが所有している中古車は徹底的にリニューアルされ、正に魔改造車といういでたちで元気に動いていますので、何が起こるのかわからないのが、インドネシアの面白いところですね。

<おがわ様
是非とも次回、ご一緒しましょう。あ、あれはいすゞでは無く、富士重工でしたか。しかも相鉄とは・・・。確かに以前は相鉄車も走っていたので、あってもおかしくは無いですね。相鉄といえば旧塗装の相鉄バスのスクラップが産廃に紛れているのを空港へ向かう高速から見つけたのですが、足が無いのでそうするか考え中だったりします(笑)しかしバスは鉄道と違って追いかける範囲が無限ですし、色が変わっては素人ではほとんど出自がわからず、奥が深いんだなぁと思います。

投稿: パクアン急行 | 2012年12月11日 (火) 01時04分

こんばんは、今回もなかなか濃〜い内容ですねぇ。

私は路線バスの中でも各社オリジナリティに溢れる80年代下半期〜90年代の車両が特に好きなのでこの光景はヨダレが出そうになります(笑)
それにしても、相変わらず政府のやることは現実を見ていませんねぇ…、何であれ他国の物が幅を利かせるのはプライドが許さないのでしょうか?
これならいっそ、日本で絶賛発売中のエルガやブルーリボンシティハイブリッドあたりを代替に導入させたくなります。

投稿: 野津田車庫 | 2012年12月11日 (火) 01時31分

<野津田車庫様

返信が遅くなりまして申し訳ございません。私はバスにはあまり詳しくないのですが、確かに最近はどこに行っても色の違うエルガばかりで面白くないですね。

そうですね、足りないもの、自分でやりたくないものに対してはすぐにクレクレする割りに、いざ自分で出来るようになるとこれです。全くどうしようもないお国柄です。

しかし自国製とはいうものの黒鉛吹きまくりで、よほど中古車のほうが環境に良いのではと思ったりもします。自家用車は日本車の天下なのですから、バスの売り込みも頑張ってもらいたいですねぇ。

投稿: パクアン急行 | 2012年12月17日 (月) 01時15分

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