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2012年10月29日 (月)

週刊マンガライレポートVol.10

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ネットの接続が悪く、なかなか更新できませんでした。

さて、Manggarai工場のゲート前は先週と変わりなく・・・。というわけで、今週は名ばかりマンガライレポート。趣向をかえてTHB機関区を。最近見かけないと思ったBB304はいつの間にか運用落ちし、一部のみ新塗装となってMRI~THB,PSE間の送り込み回送用として活躍しているようです。

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これらはもう廃車でしょうね・・・。

当然TanahAbangに出向いたのには意味があります。

というわけで、本題。

10月27日、Serpong/Banten線にEkonomiAC(冷房客車)KalinayaEkspresがTanahAbang~Serang間で運転開始しましたので、さっそく乗車してまいりました。実は運行開始日のセレモニーに合わせて先日スマトラからやってきたオレンジ色のCCが充当されるなんて噂があり、Jogjakartaより1両だけ再度回送されてきたのですが、1番列車の故障時用のピンチヒッターだったようで、結局出番は無く、初日も今日も通常の新塗装車でした。

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写真は今朝、Manggaraiで不意打ちされた図・・・。このままJogjakartaに返却されたようです・・・。残念。

KalinayaEkspres運転時刻は以下の通り。

Tanahabang9:35・16:25→Tigaraksa10:35・17:27→RangkasBitung11:08・17:58→Serang11:45・18:35

Serang6:00・13:45→RangkasBitung6:47・14:26→Tigaraksa7:19・14:55→TanahAbang8:22・15:55

の2往復で、全車指定席、その他の停車駅はありません。本日の編成は冷改K3、8両、元Argo用の食堂車1両、電源車1両、荷物車1両の計11両でした。しかし当然のことながら、事前の告知はほとんど無く、知っているのは鉄道マニアだけ・・・。しかも行き先がSerangって。まあ私もこの列車の設定を聞いて初めて知った駅なのですが、はっきり言ってよほどSukabumiの方が栄えていたような・・・といった具合な田舎町でした。これといったものは無く・・・。Majaまでの電化同様、非常に疑問に残る不思議な列車設定です。何故Merakまで走らさないのか。

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そんなわけで。ArgoParahyanganより長い8両ながら、朝下りの乗客は20名強(汗)。利用があるであろうと思われた朝の上りも、駅で見ていた感じ、これと同様の利用率でした。

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1~4号車の乗客たち(笑)

運転開始最初の日曜というわけで、きっと地元の鉄道ファンが居るだろうと考えていたところ、案の定;;そして不思議なことに何故か同じ1号車に集まってしまいました。ちなみにその中の1人から、いきなりEH10はまだ残っているかと日本語で尋ねられたときには目が点になりましたね・・・。この方、30年以上前に日本にしばらく住んでいたそうで、緑の目蒲線だの、黄色い銀座線だのに始まり、昭和の名車トークで濃厚な時間を過ごす羽目になってしまいました;

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誰も乗っていない2~4号車・・・

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唯一乗客が確認できたのが、この7号車と8号車。

話題がそれましたが、この列車、食堂車を挟んで4両ずつK3が繋がっているのですが、車内を徘徊してみると、なんと1~4号車は我々の貸切状態。5・6も空っぽで、7・8号車にかろうじで乗っている程度でした。鉄道ファンが居なければ、20人も乗らなかったのかもしれません。乗務員は相変わらず無駄に多いので、我々を入れたとしてもやっと乗客:乗務員が1:1というトンでも列車でした。どうみても赤字垂れ流しですね。もっと輸送力の足りてないところに走らせればいいのに・・・。

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RangkasBitung以遠もひたすら田園地帯。Serangに近づいてようやく家が疎らに出てきました。

利用が少ないのには周知徹底がなされていない他に、もう一つ原因があります。それは従来のEkonomiLocalに対し10倍近い運賃の開きがあるということ!例を挙げるとTHB~RKSはEkonomiLocalでは3500Rp.に対しこちらは30000Rp.終点Serangまででは40000Rp.となります。いくら冷房が付いたからといっても、ここまで違うとなかなか乗る気にはらないでしょう。まあEkonomiが安すぎるというのがあるのですが。

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EkonomiAC NON PSO

その運賃の割高感を少しでも解消するためか側面には「NON PSO」とステッカーが出ている他、サボにもご丁寧に同様の文面が書いてあります。NON PSOとはいわば、政府・自治体からの補助金ナシで走っていますよ、ということ。以前にも書きましたが、RKSまでほぼ1時間ヘッドでEkonomiがあるのは沿線自治体からしっかり利用者へ補助金が出ている(つまり利用者は本来の運賃の数パーセント負担しているに過ぎないのです)からで、逆にRKS以遠で極端に本数が減るのはその先で補助金が出ていないことに起因します・・・。自治体に期待するだけ無駄、と思ったのかは知りませんが、さすがに現状のままではマズイだろうとして、おそらくこのKalimaya Ekspresは設定されたのでしょう。

それでも帰りのRangkasBitungからはドドっと客が雪崩れ込み、一転乗車率が6割を越えました。日曜ということもあり、Rangkasに買い物等行楽に出ている人々が多く、始発のEkonomiLocalも既に混雑していましたので、高い運賃払っても快適に行きたいという需要はあるようです。決して見た感じ、アッパークラスでは無い(アッパークラスは鉄道なんて使わないでしょう)ですから、この列車ももう少し宣伝して、定着すれば利用率は上がるのではないかと思います。Serang~RangkasBitungは無理でしょうけど;;

なお、長らくBanten線はオンボロ客車の天下でしたが、実は1996年まではMerakまでExektif, Bisnis併結の(急行)MerakJayaが1往復(?)が存在しておりました。しかしこちらは利用者がさほどおらず、あっさり廃止・・・。ですから今回、ボロ客車の改造ながら、久々の冷房急行の復活となったわけですので、MerakJayaの後を追うことが無いように願いたいものです。

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乗務員が1台ずつスイッチを入れていきます・・・

せっかくガラガラですので、驚愕の冷改K3をウォッチングして見ましょう。見てみるとこれ、以前Manggaraiの洗浄線脇でやっつけ改造してたあれの一部ですね。全検時期と冷房搭載時期はずれていますので、端からみれば本当にただのオンボロEkonomi・・・。しかも形式も番台(?)も冷房搭載方法もハチャメチャで、ある意味マニア心をくすぐる列車ではあります。しかし冷房の効きがいかんせんダメダメですね。そりゃ当然か。

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1~4号車の冷房は三菱製で網棚上に載せる単純明快なもの。

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5号車の冷房はパナソニック製。梁?or排気口?の部分に抱き合わせで設置してあります。
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7,8号車は韓国LG製。見た目は一番すっきりしていますが、家庭用冷房を抱き合わせではめ込んでいるだけという・・・。

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ちなみに8号車は現地マニアも唸る非更新車。

木枠のこんなボックス初めてみたなぁ、と思ったら、SDT、つまりスラバヤからの転属車でした。どういう基準で改造しているのか、本当に寄せ集め編成です。

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おまけ 今や貴重になったPJ.KA時代の青色荷物車。

さてこれら冷改車の中で最悪なのは一部存在する、窓上に換気口のある車両ですね。いちおうビニールらしきもので塞いであるのだが、隙間風がひどくて、窓側は冷房効果ありません。特に日向なんて。

ともあれ、このときはガラ空きだったこともあり、1ボックス占拠は当たり前、3人掛けボックスでC寝台?をしたりと、快適な時間を過ごせました。また以前はRangkasJayaにさえ簡易食堂、日本で言えばサハシ165のビュッフェ的なものが連結されていましたので、当然あるのだろうと思っていたら、前述の通りしっかり連結されておりました。2時間強のショートトリップながら、やはり気分転換できる場所があるのはいいですね。

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しょせんは食堂車のナシゴレンなのですが、流れ行く風景を眺めつつ頂く料理は、格別です。お値段はEkonomiプライス9000Rp.也♪

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